主治医に全部を話すことができなかった。

本当は毎日死にたいと思っているのに
そんなことを言っても相手にされない気がして言えなかった。
待合室でも薬局でも電車でも泣いていた。
見かねた姉が次回付き添ってくれることになった。

主治医は流れ作業のように薬を処方する。
信頼してないわけではないがちゃんと評価されてないとも思う。
悲しくて何時間も泣き続けた。

鏡を見て驚いた。
クマがひどい。
いつからこんな死神みたいな顔をしていたのだろう。

姉がもうすぐ蟹座に星が集まるから悲観するなと言ってくれた。
そうだ、蟹座のターンだ。

生きる。