見覚えのない部屋で目覚めた田村二吉。
枕元に置かれたノートには「記憶が数十分しかもたない」
「いま自分は殺人鬼と戦っている」と記されていた。

近所の老人や元恋人を名のる女性が現れるも信じられるのはノートだけ。
記憶がもたない男は殺人鬼を捕まえられるのか。

前向性健忘症の男vs殺人鬼

この殺人鬼チートすぎる!
『忌憶』の続編だと思って読んだらえらいめにあった。
ミステリというかSFというかこれはもうホラーだろう。

二吉は憶えていられないだけで頭が悪いわけではないので
これは殺人鬼との頭脳戦である。
まさに手に汗を握る展開がくり広げられる。

さてノートを信じてよかったのかな?