丹精込めて磨き上げた部屋をばーばーばーばー汚しやがって

(帰れ!はよ帰れ!)と思っていたら関口巽になってしまった。


ナル氏に腹が立っていた。


しんどいと言いながらやってきたことも、

鼻をずびずば鳴らしながらため息をつくことも、

煙草の灰を落としまくることも、

ラーメンのお湯や粉でそこらへんをぐちゃぐちゃにしたことも、

なにもかもにいらっっっとした。


「誰が掃除するん!!!」とキレた。


この部屋の主はT君。

この部屋のルールはT君が決める。


が、この微妙な空気でこちらが「しんどい」と言えば

「別れるってこと?」などもっと大きな命題が返ってくるので

基本的に言いたいことは我慢の助だ。


帰ったあともずっと(帰れ!)と思っていた。