思い返せば、生前の母からは様々な贈り物をもらいました。
母に生んでもらい、母の手作りの料理をおなか一杯食べさせてもらってできている私自身の体はその最たるもので、これは一分一秒でも永らえさせるよう、大事にしたいと思います。
他にも様々ともらったように思いますが、最後のプレゼントは、兄弟のきずなが強まった事だと思っています。
私は三人兄弟の真ん中で、上の兄弟は関西の地元にとどまりましたが、下の兄弟は関東へ、私自身は東海地方へと散らばり、互いに忙しく、連絡もあまり取れていませんでしたが、母の病気が判明して以降、連絡体制を整え、さかんに連絡を取り合うようになりました。
そんな事でもない限り兄弟間で満足に連絡もしていなかったのか、とのお叱りもありそうですが、そのような状態を母が戒めてくれたのだと、私はそう理解しています。
『兄弟仲良くしなさい』とは、人事不省に陥る前に、母が私にかけてくれた最後の言葉でもあり、それに対して私は『兄弟の絆は何があってもオレが取り持つ』と約束しました。
リリースから三十年も経ったんですね。
音楽番組でこのMVをテレビで初めて見たのははなたれ小僧の頃でしたが、今聞いても、いい意味での古さと、それに伴う味のある一曲ですね。