半分生きている



フィリップ・パレーノ展
オブジェが語りはじめること
@ワタリウム美術館

2019.11.2 → 2020.3.22

気になっていたので行ってみました。




時期的なものもありほぼ貸し切り状態。





空間そのものを全身で感じる。





石・電気・光・バルーンの
それぞれが共鳴し合う空間で
めちゃくちゃエモーショナル。


人間の会話ではなく、
物体の会話の中に混ざって
話を聞いている様な感覚。



点灯し始めると…





語りかけてくるような…

白熱電球やネオン管といった
旧世代の照明技術と
最新の機械と手法で作られた
近代的なアクリル、
コンピュータープログラムを
組み合わせているようです。





ときに呼吸器官のように
フェードイン・アウトし
激しく点滅をする。


昼、夜で見比べてみるのも
面白そうでした~!


Man lives freely only
by his readiness to die.


個人的に1番好みの展示でした。





文字はなくとも想像力で。




更に進むと漫画で使われる
吹き出しの形をした風船が無数に。



現代社会では語られない
言葉と言語を象徴しています。





壁紙に描かれているのはアヤメの花で、
紙に燐光性インクでプリントされています。
光を蓄積し、暗闇の中で強い光を発します。





オブジェが語りはじめると


始まりも終わりもない。


気圧や風の方向などの
細かな出来事にも反応する。


すべては空気の変化や換気に反応している。


一緒になって状況を作るオブジェたち。



あぁ、これが“エモい”なのだと
僕は肌で感じました。最高です!





それでは、またね~!