2万年の時を超え!



特別展
「世界遺産 ラスコー展 ~クロマニョン人が残した洞窟壁画~」


【会場】
上野・国立科学博物館

【会期】
2016年11月1日(火)~2017年2月19日(日)

【開館時間】
9:00~17:00
※金曜日は20:00まで。
 入館は各閉館時間の30分前まで。

【休館日】
毎週月曜日、12月28日(水)~1月1日(日)、1月10日(火)
※ただし、12月26日、1月2日、1月9日、2月13日は開館。





さっそくですが、
観に行ってきました~!



チケットが格好良くて好き。



入口では、ラスコー洞窟の壁画を
描いたクロマニョン人がお出迎え。



まさかこんなに大きく取り上げられて
展示にまでなるとは彼らも想像して
いなかったんじゃないかなぁ~


今の現代人ですら、
ちょっとしたトンネルや壁があれば
スプレーで落書きされていたりするので、
そういった感覚だったのでしょうか。



ラスコー洞窟とその壁画は、1940年に、
地元の少年によって偶然発見されました。

その素晴らしさは感動を呼び
多くの見物客が訪れましたが、
人が洞窟内に出入りして呼吸すると、
バクテリア、藻類、菌類が増殖し、
炭酸塩が分解・沈殿して壁画が破壊される
リスクが高まるそうです。

そのため、現在、洞窟は閉鎖されて
非公開となっています。


【非公開 1963年4月17日】


奥へ進んでいくと
普段、研究者ですら入ることが許されない
洞窟内部の世界を体験することが出来ました。



綺麗に写真撮れなかった…。

実際はもっと幻想的で美しい!
一定の間隔で周囲が暗くなり
彫刻だけにライトが当たると
絵が浮かび上がるように
展示されていたりして感動しました。



身廊の壁画
「背中合わせのバイソン」です。


2頭のオスのバイソンが
交差して描かれているのですが、
体が重なる部分では、
遠くにある方の色を薄くして
立体的に見せています。

また、左に描かれたバイソンの背中の毛が
赤い色をしているのは、春に生え変わる毛が
明るい色をしているからだとされています。





さらに進んでいくと巨大なレプリカ。


【オオツノジカ】

ヨーロッパからアジアにかけて
生息していた史上最大級のシカ。

肩までの高さ1.8m、
左右に大きく広がる角の重さは
45kgにもなりました。




トナカイとクロマニョン人は
切っても切れない関係だったんですね。


トナカイの肉を食べ、皮をはいで服をつくり、
角や骨で狩りの道具や裁縫用の針を作りました。
どれもホントに凄かったです!
(写真撮影が出来ないエリアでした)




ドンドン先へ進みます。




こちらは「ハイデルベルク人頭骨」

※ネアンデルタール人の祖先だったと
 一般に考えられています。



ハイデルベルク人は大柄で、
大人の男性では身長およそ1.8メートル
体重100キロもあったそうです。



次は「ネアンデルタール人頭骨」
なんかちょっと怖いなぁ…



目と鼻の凹凸が繋がっていて
プレデターの口みたいに見えたのは
僕だけでしょうか?

ネアンデルタール人は
僕たちホモサピエンスに比べて
寒冷地に住んでいたため
体熱を逃がさないように
体が大きくなったとか。


→脳のサイズは一般的に体の大きさに比例する

つ ま り 、

脳の大きさ : ネアンデルタール人>現人類




最後は「クロマニョン人頭骨」です。



精巧なナイフや刀、
槍先などの石器や弓矢を発明し、
集団で狩猟を行なっていました。

落とし穴やワナを仕掛けて、
熊やマンモス、ウマ、トナカイ、
野牛などを捕まえ、弓矢で鳥を
射落としていたこともわかっています。

さらに、骨で釣針をつくり、
魚も捕まえていました。





フォトギャラリーのコーナー!







他にも写真が展示されていて
どれもホントに綺麗でした。




最後はグッズ販売のコーナーです!
ポスターカードやクリアファイルなど
色んなものが置いてあったのですが…
僕が一番気になったのはコレ。



ビ、ビーフジャーキー!?(笑)


そ の 発 想 は な か っ た !


牛絡みでちょっと強引だとは思ったけど、
見つけた瞬間食べたくなった。



恐ろしい企画…!(笑)





クロマニョン人の芸術作品や、
彼らが暗闇を照らすために使用した
国宝級の資料「ラスコーのランプ」
本当にすごかったです。





展示会公式サイトはこちら
http://lascaux2016.jp/


勉強になることばかり。
神秘的な世界、素敵だった~!