色彩は「幸福」を祝うために


チャージしてもチャージしても、
PASMOの中が入ってないんじゃないかと
不安にかられる綾切です。


みなさん、こんにちはー!



国立新美術館で開催中のルノワール展
(2016年4月27日~8月22日)に行ってきました。



国立新美術館の入り口の看板。

"色彩は「幸福」を祝うために"って
キャッチフレーズも素敵ですよね!





ずっと気になっていたので念願の…!


わくわく。。。
ホントに楽しみにしていました


フランスを代表するオランジュリー美術館と
オルセー美術館の傑作が勢揃いして
一つの会場で見られるという贅沢な展覧会。

そして、公開される作品は100点以上!





入口の手前には大きな看板が…
「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」

ルノワールの代表作の一つ。
パリ郊外のモンマルトルで開かれた
パーティの様子を描いたものです。




1870年代当時の社交生活や都市風景の日常をとらえ、
正確に描き出したという点で、
当時を推し量る歴史資料的な観点からも
価値の高い作品と言われています。


「ムーラン・ド・ラ・ギャレッド」とはお店の名前で、
ムーラン=風車、ギャレッド=焼菓子という意味。
改装された風車小屋をダンスホールとして使い、
そこで焼き菓子やお酒が振舞われていたようです。



展示会内は撮影NGだったので
写真はないのですが…
大広間で1番目立つ位置に展示されてました。
人々の楽しそうな様子と木漏れ日が
とっても温かくて心がポカポカします。





あと、ルノワールが描いた
モネの肖像画を見ることが出来たのも
嬉しかったです。

同じ時代を生きた二人の画家、ルノワールとモネ。
歳が1つ違うだけということもあり、
仲の良い友人でもあったそうです。

また、ルノワールはモネの奥さんや
息子を描いた作品も残しているので、
家族ぐるみの付き合いもあったようですね。




僕は以前開かれていた
オルセー美術館展にも行っていたのですが
そこで見たモネの「かささぎ」という絵に
感動してしまって…。


絵を見ながら色々思い出していました。






オルセー美術館所蔵の
「田舎のダンス」「都会のダンス」
2つ揃って展示されていました。


【写真】

左:都会のダンス
右:田舎のダンス

(45年ぶりに揃って来日)



「田舎のダンス」で描かれている女性は
ルノワールの奥様アリーヌです。

絵の前には覗き込む沢山の人の姿が…。
その光景をルノワール本人が見たら
きっと喜んでいただろうなぁ。






ルノワールが死の直前に完成させた
「浴女たち」も展示されていました。

リウマチによって車いす生活を
余儀なくされており、
動かなくなった手に絵筆を括り付け、
この作品を描いたそうです。


人間、歳をとり死を感じている時って
ネガティブな感情もあるだろうのに
絵が生き生きしていてすごかった…!






最後のショップコーナーで
クリアファイルを購入しました。



裏はこんな感じです




「幸福の画家」と言われるルノワール。
優しい雰囲気の絵画が多くて
なんだか癒されました。


展示の最後にあった言葉
「絵は見るものじゃない。一緒に生きるものさ」
というのも深いなぁって。





自分も強く優しい人でありたいな。




とっても面白かったです!