愛に包まれて




先日、フェルトアーティスト
中山みどりさんの展示会に
行って参りました。






「今にも動き出しそうな動物たち」
というキャッチコピーが書かれているのですが
作品を見て本当にびっくりしました…。





作り物ということを忘れてしまう程
繊細なタッチが施されたフェルトアート。

作品の前には老若男女が集まり
穴が空いてしまうのではないかってくらい
じーっと近くで観察を続けているわけです。







僕もその夢中になって
作品を見ていた1人なのですが
動物たちの息遣いが聴こえてきそうでした。
もう本物そっくりでしたね~





写真を撮れるスペースがここだけだったので
もっと他にも色んな種類があったのですが…
それはまたの機会に是非みなさんご自身の目で
お楽しみ頂ければと思います。





展示の中には僕が昔飼っていた
ミニチュアピンシャーという種類の犬も
作品として登場していました。


<この写真は展示物ではなく本物>

ドーベルマンと非常によく似ているのですが
体が小さくて可愛いんです。



当時 僕は小学生で、犬を飼ったのは
このミニチュアピンシャーが最初で最後でした。
初めは激しく吠えられたので怖かったのですが、
懐くとホントに愛おしくて…大好きでした。

僕は超甘やかしていたので
散歩に行っても手綱をグイグイ引っ張られ
振り回されていたのですが…
それも今思えば良い思い出です。





フェルトアート作品での動物たちは
種類は一緒でも毛質や
体の肉付きは全く違うもので、
人柄ならぬ犬柄(?)がすごく
伝わってきました。


毛先何ミリの違いにも
トコトンこだわり制作されているそうです。
熱い職人魂を感じました。






また、オーダーメイドを希望される方の中には
違う世界で暮らしている
ペットのご依頼も多いと知りました。


中山先生とご依頼された方との
やり取りが書かれた手紙も
作品の横に展示されていたのですが
読んでいて心に響きましたね…。



愛犬が亡くなりすっかり元気を失い
入院されていた方の元へ、
そのご家族が中山先生の作った作品を
持って行ったところ
「ホントにそっくりだ…!」と
薬以上に元気づけられたそうなんです。



家族を想いやる気持ち、
そして、そんな優しい気持ちに触れて
優しい気持ちで作品を作られる。



僕が今回一番学んだことはそのことかな~



羊毛フェルトのふわふわ感は
その見た目からもすぐに伝わるのですが、
それ以上に優しく、柔らかくて
強くて、愛がいっぱい込められていて…
人の生きる力になったりもするんです。




芸術の持つ力は偉大だと思いました。
愛で溢れた世界は素晴らしいと感じました。








形は違うかもしれないけど
僕が今やっていることもきっと意味がある
そう信じて頑張ります!