スパイ映画三昧!


エレベーターで上に行きたい時に、
下へ動きだしてしまった時の動揺が
異常な綾切です。

皆さん、こんにちはー!


なかなかジェームズボンドに
追いつけませんが頑張ってます。



毎年のクリスマスや年末は
映画も沢山出てくるものですが、
すごく気になるのが…!

―――"スパイ映画"です。


そもそも この2015年は
スパイ映画の話題が続いていました。

不可能を可能にするあの映画から、
傘を武器にするあの人の映画、
ロシアとアメリカのエージェントが
コンビを組むという映画などなど、
手に汗握るスリル感と派手なアクションなどが
魅力の作品が目白押しでした。

その流れのなかで、
年末締めくくりに真打登場!




「007 スペクター」
2015年12月4日(金)
全国ロードショー



世界でもっとも有名なスパイ、
ジェームズ・ボンドの活躍を描く
アクション大作シリーズの
最新作でございます。(第24作目)




僕も実際に劇場で
作品を鑑賞してきたので
思ったことを記事にしていこう。





原点回帰!(ネタバレ注意)

僕は第1作目の「007 ドクター・ノオ」から
振り返ってこのシリーズを見続けてきましたが、
(僕が生まれる前の作品だったので)
やはり何度見ても興奮してしまうのが
そのオープニングですね。


今回の「007 スペクター」は
一番好きなタイトルシークエンスでした。


スペクターを象徴するタコが登場し、
触手がうねうねと絡むのですが、
ダニエル・ボンドが関わってきた過去の敵や、
ヴェスパー・リンド、3代目"M"の姿が…。

Sam Smithさんの歌う主題歌
「Writing's On The Wall」も
映画の世界観にピッタリ!



<Sam Smith - Writing's On The Wall (from Spectre)>

本当に美しいですよね。
タイトルを手掛けるのは
お馴染みのダニエル・クラインマン氏。



そして、これだけでは終わらないのが
「007 スペクター」です。


というのも、
「007 ダイ・アナザー・デイ」以来、
12年ぶりとなる、オープニングでの
"ガン・バレル・シークエンス"が復活となりました。



007のオープニングといえば、
やっぱりコレは外せない~
なんて声もあがっています。
僕も子どもの頃に一人で
よく真似していました…


「慰めの報酬(クァンタム)」と
「スカイフォール」ではラストに
登場するようになっていました。

「カジノ・ロワイヤル」では
一応、冒頭に差し込まれていましたが、
変化形のガンバレルシークエンスで、
往年の定番シークエンスではありませんでした。


今回の「007 スペクター」も
お馴染みのガン・バレルとはやや異なるのですが、
ジェームズボンドがこちらに向けて発砲し、
血が流れ出た後、ドットは画面を移動せずに
フェード・アウト。そのまま本編に突入します。
(「007 ユア・アイズ・オンリー」に近い感じ)



そこから場面は祭りで賑わう
メキシコシティへと移るのですが、
これがまたすごいなぁと。


メキシコの伝統行事である
「死者の日(Día de Muertos/Day of the Dead)」
を詳しく知らない僕でも、
その映像美に感動しました。


これは殺し屋マルコ・スキアラを
追っていくというシークエンスなのですが、
ボンドが狙撃をするまでの間を
1カットで流すという…

次々と登場する骸骨仮面が
僕には全員敵に見えてしまいました…(笑)
いつだって生と死が隣り合わせの
"スパイ”の世界ってこんな感じなのかなぁ。



そして、そのあとすぐの
ヘリコプター・アクションも
瞬きする隙を与えないような
スピード感溢れる展開。


これ、どうやって撮影をしたの?
つい気になってしまうシーンでした。
何千人といる上でヘリコプターが
グルグルと機体を回転させながら宙を舞い

し か も 、

その機内でボンドと敵が殴り合いを
しているんですからね…。


これだけですごいなぁ…(ポカン
そう思えてしまいます。





あと僕が気になったのは
ボンドの暮らすアパートのシーン。

世界中を飛び回るボンドは
服装から車、そして泊まるホテルなんかも
全て一流のモノで固めているんだけど、
実はボンドのアパートって
簡素で必要最低限のものしかないのです。


つまり、ボンドは仕事の為に
一流の人たちに負けない振る舞いを
身に付けたということだし、
ここに"スパイ"の凄さが詰まっていると。


僕はもっとボロボロのアパートに
住んでいるというボンドを
イメージしていました…
でもそれではやりすぎなのか(笑)

アパートの中を覗けるのは
私生活を垣間見た気分で
ファンにとっては嬉しいことですよね。





ボンドを裏でサポートする
"Q"もめちゃくちゃ笑えました。

MI6の諜報員ジェームズボンドの
活躍を支えるボンドカーといえば、
アストンマーティンです。


<アストンマーティンの最新作「DB10」>


世界で10台しか生産されなかったこの車。

実は50年間に渡って
007シリーズと密接な関係を築いてきた
英国アストンマーティン社が、
なんと今作「007 スペクター」の為だけに
特別に製作したそうです。


10台あるうちの
8台は映画撮影用に提供され、
残り2台は広報車として
英国アストンマーティンが所有しているとのこと!


でもこれ…実は009への支給品なのですよ。




…じゃあ何でわざわざ見せるんだ(笑)
とか思っていたらボンドへの支給品は
オメガの時計だけだと。



ボンド:Does it do anything ?
(どんな機能があるんだ?)

Q:It tells the time.
(時を刻むのさ)





この「007 スペクター」×オメガ
コラボ映像は映画本編が始まる前の
劇場内CMで流れていました。


作品にそのまま出てくるのか!
と驚きましたが、
台詞の1つ1つ笑っちゃいますよね。




Seamaster 300 Omega Master Co-Axial 41 mm

"スペクター" 限定モデル

…カッコよすぎる!
サンタさんお願いします。
これ下さい(笑)




007の00(ダブルオー)は
殺しの許可証ですが、
それと同時に殺さない許可証でもある。


これはすごく大きなテーマだと
僕は感じました。


ボンドが悪玉オーベルハウザーに
銃口を突き付けるシーン。

弾には亡くなった者たちの想いが
込められています。
特に、ボンドが愛した女である
"M"、そしてヴェスパーの想いです。

それでも、ボンドは
「殺さない」決断を下します。


スパイは時に非情な選択を
迫られる職業ではあるけれど
ボンドは再び"人を愛する心"を
取り戻したということなのでしょう。


「マドレーヌと共に生きる」道を選んだ…。




まだ作品は続きがあるようなので
この後どうなっていくのか気になります。



まだまだ思うことは沢山あるのですが
今回はここまで。


皆さんも是非「007 スペクター」
観てみて下さい~!