君の好奇心も捕まえられる!




自動販売機に書いてある、
「つめた~い」の「~」って
いったい何なんだろう?

そう思いながらもとりあえず
ボタンをポチッと押しちゃう綾切です。

みなさん、こんにちはー!




突然ですが、
植物には血液型があるそうですね。
(血はないので同じ様な反応がある物質が存在する)


O型…ダイコンの葉やキャベツ。
AB型…ソバ、モミジ。
A型…アオキ。


なんだか人間みたいじゃないですか?

植物って普段はじっとしているというか
「静の物」ってイメージがあると思うのですが、
実は「動」の部分があったりするんだなって。


今回のブログ記事は
そういった植物の意外な部分を
より多くの方に知ってもらえたらと…、
僕が先日 実際に行って参りました
「虫を食べる植物展」について書いていきます。

ちょっと怖いイメージを抱いている方も
安心して読んで頂ける内容なので、
是非お楽しみ下さい。


(と言いつつコワモテな植物の写真を挙げる私)




咲くやこの花館~食虫植物展(2015)

「虫を食べる植物展」

開催日: ~2015年9月23日※9月13日(日)を除く
開催場所: 咲くやこの花館


(C)咲くやこの花館



大阪市鶴見区「国際花と緑の博覧会'90」
の跡地にある「咲くやこの花館」では、
個性豊かな食虫植物展が開催されています。


【アクセス】

【電車をご利用の方】
●大阪地下鉄 長堀鶴見緑地線/鶴見緑地駅下車 徒歩約10分


【バスをご利用の方】
●大阪駅前から… 市バス36系統(地下鉄門真南行き)で「鶴見区役所前」下車
●京橋北口から… 市バス36系統(地下鉄門真南行き)で「鶴見区役所前」下車
●天満橋から… 市バス46系統(焼野行き)で「鶴見区役所前」下車
●京阪守口市駅から… 京阪バス19経路(鶴見緑地行き)で「鶴見緑地」下車


【自動車をご利用の方】
●高速道路は、阪神高速守口線森小路ランプから国道163号経由で花博通へ
近畿自動車道北方面は門真 IC. から、南方面は大東鶴見 I.C. から出てください。

●京都方面からは、第二京阪道路の門真I.C. から出て、花博通へお入りください。





咲くやこの花館に向かう道中
こんなモノを発見してしまいました。



大阪で行われた「国際花と緑の博覧会」の
キャラクター"花ずきんちゃん"です。



そこから少し進んだところで…



またもや遭遇しました!!
ポージングを見ると、
戦闘態勢に入ったポケモン
みたいな雰囲気があるけど、
これは大歓迎されていると認識。



体に無数の穴を開けながらも
余裕の笑顔でこちらを見ている…。





そんなこんなで歩いていると
それらしき建物が見えてきました。




よーし、ついにやって来ました~!




ふしぎワクワク
虫を食べる植物展



なんかこのポスター
とってもセクシーというか…
入館するとワナに引っ掛かったような、
そんな印象をも感じます。



●中学生以下無料
●大人・大学生・高校生 500円

これはかなり安いと思います。
素晴らしいコストパフォーマンス!





チケット売り場のすぐ横には
イベント情報、開花情報などが掲載されている。






洗練された外観も見所の1つ。
この日はとても良いお天気でした。





それ以上に熱い男が私だ。

よろしく!

(熱中症にはお気を付け下さい)





クイズラリーなんかもありました。
お子様には嬉しいですね!

家族で来られている方も多かったです。




熱帯雨林植物室!

まず入館して最初に訪れるのは
「熱帯雨林植物室」のコーナーです。
どおりで暑いと思ったよ。



これから先は"熱帯雨林植物室"と
早口で5回連続 言うことが出来た者のみが
入ることを許される神聖な場所!!



…ではありませんので、サクサク進みます。




本日 見ごろの植物は、
マークで表示されているそうです。
親切でわかりやすいですね!

でも、今の僕は超サクサクモードなので、
本日は「ヘリコニア・ロストラタ」がオススメで
さらに、英名は「ザリガニのハサミ」という意味がある!
なんて豆知識には一切触れてあげないんだからね。




思った以上にジャングルだった…。
先月観た映画「ジュラシック・ワールド」
に出てきそうな感じですね。

ジュラシック・ワールドの中心で愛を叫ぶ

(ちゃっかり過去記事リンクを貼る私)

「植物よりも恐竜派だ!」
って方にオススメの記事です。
こちらを3回くらい読んだ後
この記事に戻って来て下さい。
お願いします。



目の前にある、この長く大きな木。



仏教の三大聖樹のひとつ
「インドボダイジュ」と言うそうです。
かっこいい名前ですね。





「インドボダイジュ」

科名 クワ科
属名 フィクス属(イチジク属)


お釈迦様がこの樹下で
悟りを開かれたことで知られている。



ちなみに、仏教の三聖樹と言われるのは、
本種の他、お釈迦様がこの樹下で
生まれたという「ムユウジュ」
(無憂樹:Saraca asoca、別名アショカ)、

お釈迦様がその木の下で入滅されたと
いわれる「サラノキ」
(Shorea robusta、別名:サラソウジュ"沙羅双樹")です。




熱帯地方では高さ20m以上に生長する常緑高木。
葉の先端が長く伸びるのが特徴です。

他のイチジク属と同様、
絞め殺しの木となることがある。




続いてはこちらの木。




実は恐ろし~い植物です。




名前は「ガジュマル」
先ほどの「インドボダイジュ」と同様
"絞め殺し植物"と呼ばれています。




…いや、さっきから「絞め殺し」って言うけど、
いったい何なの? あんた、ヘビなの?


って疑問に思っている方も
いらっしゃるのではないでしょうか。




ズバリ、絞め殺しとは何か。




まず、こういったタイプの木の枝から
下がって伸びる気根は幹のような役割を果たすので
「支持根」とも呼ばれます。

そこからさらに新しい「木」が育つ
ということを繰り返しながら周囲に拡散するのです。



枝は気根を伸ばすだけでなく、
周辺に木がある場合は絡みつきます。
これはイチジクの仲間によくあることで、
絡みつくとその木を締めつけ、
最終的には殺してしまうために、
「絞め殺しの木」と呼ばれているわけですね。



植物にもサバンナに住む動物のような
独自の世界があるんだなぁと感じました。





そのすぐ横には「アカジクセントイモ」



「絞め殺し」で若干ビビっていたせいか、
「アカジクセントイモ」が
「アカジクセントクモ」に見えて鳥肌が立ちました。

よく考えたら「クモ」って植物じゃないよね。
なんで間違えたんだろう…。




こちらは世界最大の浮葉を持つ
水辺の植物「オオオニバス」



小さな子供が乗っても沈みません。
(ゼルダの伝説というゲームにもハスが登場)

葉の裏などほとんどの部分には鋭いトゲがあり、
魚に食べられるのを防いでいます。






大型の水生植物
「ティフオノドルム・リンドレイアヌム」

ハリーポッターに登場する
呪文みたいな名前ですね。

サトイモ科だそうです。






室温30℃ 水温28℃ でした。





夏の風物詩
「ザカリバナ」の季節



夜に咲き、朝には散ってしまう儚い樹木。

花は白またはうすピンクだそうです。
朝には落ちていることが多いけど、
時折50cmほどの花序に残っているとか。



花が満開のところを見てみたかったですね。







女性に人気がありました。
確かに可愛い花ですね。
でも僕はもうちょっと怖いやつが見たい←





僕が今まで取り組んできた台本の中に
この「ヒカゲヘゴ」について書かれたものがありました。



「あぁ、これがあのヒカゲヘゴかぁ~」
とちょっと特別な感情を抱き
じーっと見てしまいましたね。



高さが7~8mになる。

日向を好み、大きな葉の緑陰が出来る事から
その和名がついたそうです。





洋ランの女王として君臨してきたカトレア類



栽培の楽しみのほか、
コサージュとして飾られてもいます。

とても美しいです。





先に進むと…



またリアル 「ジュラシック・パーク」
みたいなとこに来ました。



小さな滝があります。




そして、看板もありました。



タキツボの中にサカナが泳いでいるよ!

とのことです。
よし、じゃあ探してみるか~





意外と早く見つけてしまった。
もっとズームで見てみるとわかりやすいかも?





「スポッテッドガーパイク」という魚です。
全長は通常90cmほどと大きいです。






木が2つで「林」です。
木が3つで「森」です。

もうこれは…(笑)



思った以上に本格的ですね。
勇気を出して通ってみました。





こちらは「パンノキ」と言って、
子どもの頭の大きさほどになる果実を丸焼きにしたり、
薄く切って油で揚げて食べるそうです。
(味はサツマイモに似ている)




さらに、面白い木を発見しました。



「ビヨウタコノキ」です。

幹を支えている根(支柱根)が、
タコの足を思わせることから
「タコノキ」と言われます。




確かにタコみたいですよね…。




葉が美しいことからビヨウタコノキと
名前が付いたそうです。
ネーミングって結構そのまんま
きているものが多いような気がしますね…。




ちなみに、このタコノキの仲間には
雌株(めかぶ)と雄株(おかぶ)があります。

夫婦の木ってわけです。



雌株はパイナップルのような果実をつけます。



「ビヨウタコノキの実」です。

(水に運ばれる硬くて軽い果実)

厳密に言うと、
このようにパイナップルのような
集合果(果実が沢山集まったもの)をつけます。

1つ1つの果実は、硬くて軽く、
水に浮かび「水散布・海流散布」
によって生息域を広げます。






長くなってきました。
続きは次回記事にて!

虫を食べる植物展 2


水辺の宝石、熱帯スイレンが登場します。