ザ・ムーミンの世界




まずはボス(主人公)から。



【ムーミン】
この物語における主人公です。
カバかと思ったらトロールという妖精だそうです。
ローソンで販売されてる
からあげクンのパッケージに載ってる鳥も
実は鳥ではなく妖精という設定ですが
どちらも本当にややこしい。
フィンランドのどこかにあるムーミン谷で暮らしています。
ダンディなパパと愛らしいママがいます。







【スナフキン】
ムーミンの親友です。
ムーミンの親友は僕の親友でもあるよね?
主要キャラクターの中では唯一、
服を着て靴を履いており、人に似た姿をしていますが、
手が4本指、しっぽが描かれた挿絵も存在する。
その正体は、自由と孤独、音楽を愛するイケメン旅人。
よく旅をしていますが、ピーターパンでなければ、
ゼルダの伝説に登場する勇敢な戦士リンクでもありません。







【ミイ】
初めに言っておきますが、
彼女は"千と千尋の神隠し"には出演していません。
全くの別人です。
あっち(湯婆婆)がしいたけヘアーに対し
こっちはタマネギヘアーなわけです。

正確には、タマネギのように結った髪型が
特徴のミムラという生き物だそうです。
ミムラ夫人の20番目の子、ね。
ミイというのは「いちばん小さいもの」という意味で、
他に34人の兄弟姉妹がいます。
ちなみに36人目の座を僕は狙っている。







【スニフ】
宝物が大好きな方です。
お宝に遭遇するたび、大興奮してしまいます。
特に光沢のある、キラキラしたものには、
うっとり魅了されてしまうとか。
スニフはお金持ちになるための計画を
いつも練っていますが上手くいった試しがない。

さらに、

『もしこのひみつを守れなかったら、
ぼくは谷底へ突き落とされてもいいし、
ハゲタカに足を食われてもいい、
一生アイスクリームが食べられなくてもいいさ』

という訳のわからない言葉を残している。
なんか結構好きかも。








【ニョロニョロ】
身体が細く白く、
にょろにょろしているのでニョロニョロと呼ばれています。
ネーミングがそのまんま過ぎるような…。

僕がいつも食べているプラセンタCゼリーに
どことなく似ている気がするので、
【プラセンA,B,C】といった
プラセン+アルファベット表記の名前に
改名するのはどうだろうか?





あかん…食べにくくなってきた。






ざっくりとキャラクターを紹介しました。
昔、アニメを観ていた方も
思い出してきたのではないでしょうか。






ムーミンの都市伝説!?

ご存知の方もいらっしゃるかも。
ムーミンの都市伝説について。



"ムーミン一家の正体は、「ムーミントロール」という妖精ではなく、
カバが放射能の影響で知能を持ってしまった、突然変異のミュータントだった。"


妖精ではなく、ミュータントですか!
びっくりして前転しそうになりました。




"この話は、世界を巻き込んだ核戦争後を描いたもので、
既に人類は死滅しているという設定がある。"


ムーミンに纏わる都市伝説は、
核戦争を思わせるものが多いのもこのためだと思います。




"ミイなどのミムラ一族は未来人の生き残り。"

核の放射能の影響で年をとらなくなった説と、
ミイは戦争で多くの人が死んだことで
ショックを受けて成長が止まってしまった説があります。




"スナフキンは退役軍人であり、作中でよく旅をしているのは、
はぐれてしまった軍隊を見つけるため。"


旅が好きな方だとばかり思い込んでいましたが、
実は仲間を探していただなんて―――。




"スナフキンは唯一生き残った人間で、
核戦争という人類の過ちの結末を見届ける宿命を負っている。"


世捨て人のような哲学的な言葉が多いのは、
こういう背景があったんですね。




"小説の最後でムーミン谷のみんなが
冬眠に入るのは核の冬によるもの。"


ムーミンの世界とは核戦争で人類が
地上から姿を消した後の世界を描いたものであり、
ムーミン谷は地上で唯一放射能汚染を免れた場所である。
そして、登場する人物たちはムーミンも含め
何かしらその影響を受けているという設定ですね。




まだまだムーミンからの伝言の伝言は存在するのですが、
恐ろしい内容が多いです。

上記はこちらのサイト様から引用したものなので
全部知りたい方はリンクへどうぞ。

⇒ 「ムーミン」の都市伝説、噂を集めてみた





恐ろしいお話でした。

ムーミンもそうなのですが、
地球が何かの要因で崩壊し文明も人間も滅びてしまう
ストーリーのものって多いですね。

それだけ多くの人が関心を持ち、
重大な問題であると認識している証拠だと思います。



もしさらに興味を持った方がおられましたら、
僕が今まで読んできた作品の中で、
ムーミンと合わせて読んで頂きたいと思う作品があります。



「ザ・ロード / THE ROAD」





「ザ・ウォーカー / The Book of Eli」


という作品です。
有名なのでご存知の方も多いかもしれませんね。



両作品とも、文明が崩壊した後のアメリカを舞台にしており、
世界が滅びた原因を明確に語られていないのが特徴的です。
(「ザ・ウォーカー」は戦争という漠然とした原因は分かっています)


また、食料が無いため、
人間を食べる人間がどちらの作品にも登場し、
その食人は精神的に崩壊し理性や倫理観は欠如されています。
(食人は一目見ただけでそれだとわかる程に様子がおかしくなっている)



さらにさらに、両作品とも主人公は、
ある方角を目指した旅をしており、あるモノを運んでいる。

「ザ・ロード」では南へ「火」を運んでおり、

「ザ・ウォーカー」では西へ「本」を運んでいます。


(共に、南、西の先にあるものは「海」という共通があります)



これ以上言うとネタバレに
なってしまいそうなので終わりますが、
どちらか片方を読むというよりは
両作品を比較しながら読んで頂きたいですね。


当時の時代背景によるものかは
わかりませんが共通点が多く面白いと感じました。


また、暗い話題ばかりを取り上げるつもりでもなく、

文明の崩壊からの復活に寄与する「希望」を

抽象的に表現している両作品を通じて、


どんなに辛い経験があったとしても
また一からスタートできるキッカケがまだ残っているんだ!


と感じて頂きたいです。






以上。

最後の最後で良い感じに
まとめた感を出そうと
必死な綾切くんでした。



誰がまるでスニフみたい や。