週1回ちょっとだけお勉強を教えている。
内容は塾の補足。
理科や社会の問題などが出てくるから、
実際に植物の種を買って発芽の様子をみたり
NHKクリップの動画集などを参考にしながら
見たり聞いたり触ったりして、
塾では体験できないことをやってみる。
正直なところ、私も勉強になるから
一緒に勉強するのが楽しい。
彼は初めは作文が苦手だった。
作文は言いたいことを文章にしてまとめるという
非常に難しい作業だから、
上達するには時間がかかるだろうと思っている
実際にペースはゆっくり進めている。
私は作文の成績を上げるために
一つだけ彼と約束した。それは
「毎日日記を書くこと」
ただそれだけだ。
一週間後に私がまとめてチェックをする。
言い回し、文字の間違い、口語と文語の違い、
一つ一つ気をつけることをメモする。
最初の頃は日記を書く習慣がないから、
たまに書かない日もあったが、
それでも書いていくうちに、みるみる上達し、
本人もやる気が出たのか最近はほぼ毎日書いている。
すると、日記を書き始めてから二ヶ月。
ついに、塾の統一テストで成績優秀者の名前が上がるまでになった。
彼は大好きなサッカーの部活を続けながら
疲れて文章を考える力がそんなに残っていない日も
ただただ私との約束を守って日記を書いてきたのだ。
まさに
「継続は力なり」である。
私はそんな小学5年生の彼をとても尊敬している。
果たして、私はそうやって毎日を大切に過ごせているのだろうか。
子供を言い訳にして逃げていることはないのだろうか。
私は彼の頑張る姿を見て、
もっと頑張らなきゃと、
気づきを与えてもらっている。
もっともっと、
頑張らなきゃ。
Eri