名古屋期日 〜高橋先生主尋問〜 | たーにゃと娘2人と猫4匹と

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子宮頸がんワクチン副反応による高次脳機能障害と診断されました。(2014.04.17)
危険なワクチンです。
絶対打たないで!

日記がわりにブログ書き始めました。

よろしくお願いします。

先日の大阪地裁での横田先生の反対尋問には娘の通院のため傍聴できず。

残念でした。


今日は地元、名古屋期日で、高橋幸利先生の主尋問。

高橋先生の宣誓から。

宣誓直後、高橋先生が何か言いかけたけど、裁判官から主尋問の中でお話くださいと言われ、主尋問スタート。


高橋先生は、副反応被害が出始めた当初から被害者の診察、治療をしてくださっている医師の1人。

静岡てんかんセンターの名誉院長です。

小児の免疫性てんかん、脳炎性てんかんなどを専門とされてます。

今までに600件以上の論文を出されていて、NMDAグルタミン酸受容体抗体の研究もされて、特許も取得されています。


静岡てんかんセンターでは、2023年3月末までに70〜100人程が受診。

2013年の秋頃〜2015年がピーク。

高橋先生が入院主治医として診たのは30〜40人ほど。


静岡てんかんセンターは初診では、若い医師が1時間ほど問診して検査。

その後高橋先生が1時間ほど問診して、検査。

初診で5時間くらいかかっている。

地元病院にかかっても治らず、てんかんセンターに来る。

その間、長期にわたって闘病されてるため問診も時間がかかる。


特徴としては、関節痛、運動機能の低下、不随意運動、記憶障害が出て、てんかんセンターに来る。

多くの患者が、複数の症状が出ている。


髄液検査について

論文の比較対象者は全て女性。

年齢も同年代の方で、他の疾病がある方。

髄液検査は健康な人から髄液を取る事ができないため。

免疫学検査について

自己抗体やリンパ球を調べる検査。

検査したところ、被害者には有意な差が出ている。


リンパ球やサイトカインなど、専門用語が多く、なかなか難しい内容でした。


海馬は、記憶、情動、不安に関与している部位。

扁桃体は、情動、トラウマなど。


動物実験で、NMDAグルタミン酸受容体が細胞の中に入り、内在化?している。

正常の場合、シナプスから受容体に神経伝達されるが、内在化?した場合、神経伝達が阻害される。

ウサギの実験で内在化?されるのが証明された。

患者にも同様の事が起きている可能性がある。


マウスに1週間ごとに4回、NMDAグルタミン酸受容体を投与し、行動を観察。

普通はしっぽを下げて歩くのに、投与したマウスはしっぽを上げて歩くようになる。

これはモルヒネを投与された時にそうなる。

1回、2回と投与する回数が増えるにつれ、出現率も増加。


マウスに暗い部屋に入ると電気が流れるように訓練をする。

暗い部屋に入ると怖いと認識させる。

そのマウスに投与すると、恐怖記憶が消去され、暗い部屋に入ってしまう。

→これが記憶障害として出てる?


相手への関心が減って他のマウスを追いかけなくなる。

マウスに投与すると、海馬で増えて影響が出てる。

海馬でのみの実験で、視床や他の部位では技術的に難しい。


一旦休憩。


再開後、高橋先生から

私は厚労省から研究費をもらっています。

GSKからもてんかん薬の講演料をもらっています。

それを踏まえて私の発言を聞いていただきたいと。


つまり、被告側とは利益相反の関係がある。

しかし被告に有利な発言ではなく、対抗する発言である事を聞いていただきたいと言う事。

これが宣誓後に言いかけた内容だったみたいです。

とても誠実な先生だと感じました。


2016年に同じ静岡てんかんセンターの松平先生達の論文発表。

認知機能低下の患者にスペクト検査したところ、血流低下が認められ、血流の少ないとこは脳機能低下。

こちらは比較対象は健康女性。

HPVワクチン接種後に血流低下が見られた。

大脳辺縁系と密接な関係。

視床は、手足や末梢神経の中継を担う部位で、そこに障害があると痛みを感じる。

本来1の痛みなのに、10くらいの痛みとして大脳へ伝えてしまうと推察。


2020年3月に同じく松平先生達のPETの論文発表。

これは脳の代謝をみる検査。

ブドウ糖をいっぱい代謝すると活発になっている。

逆に代謝が悪いと、機能低下、機能喪失。

視床、海馬、扁桃体のブドウ糖の代謝消費が低下。

炎症がおきてブドウ糖の代謝消費が低下している。


治療について

他の免疫疾患でもしているが、ステロイドパルス療法。

一般的な治療である。

受けた人は睡眠障害や高次脳機能の症状が改善された人もいる。


NMDAグルタミン酸受容体は内在化?してもまた回復する。

機能的障害。

他の疾患では説明できない。

ADEMは、ウイルス感染やワクチン接種後に意識障害が出て、その他の症状が出る。

抗NMDA受容体脳炎は、記憶障害が出て、意識障害が出て、けいれんを起こす。

どちらも急性脳炎だが、HPVワクチン副反応被害者はどちらとも違う。


ちなみに抗NMDA受容体脳炎は映画化されており、

8年越しの花嫁(邦画)、彼女が目覚めるその日まで(洋画)があります。

8年越しの花嫁を観た時、被害者の症状ととてもよく似てると思いながら観た記憶が…

土屋太鳳さん主演の映画、良かったら参考に観てください。

こんな感じの症状がHPVワクチン副反応で出ています。


最後に高橋先生の思い

患者は困って病院に来ている。

何とかしてあげたいと言う思いで、パルスなどしてきた。

良くなった人もいるが、まだ復帰できていない人も多い。

何とか早く援助の手を差し伸べたい。

救ってあげたい。

もう20歳を超え、30歳も近い。

就職適齢期も過ぎている。

そんな彼女達にあと10年20年待てとは言えない。

このままではワクチンの信頼もなくなってしまう。

例えば出産時の脳性麻痺のように、産科医療補償制度のように、裁判に頼らなくてもよくなるようにして欲しいと涙ぐみながら締めくくってくださいました。


傍聴席からも啜り泣きの声が。

拍手が起こり、裁判官から注意されました。


その後、高橋先生は退廷。

書面のやり取りの確認がありました。

次回名古屋期日は、12月11日(月)10時〜

高橋先生の反対尋問になります。


その後場所を移して報告集会。

今回は北は北海道、南は九州からたくさんの方が傍聴に来てくれました。

残暑厳しい中、本当にありがとうございました。


娘が静岡てんかんセンターに行き着いたのは、副反応症状が出て1年以上経ってからでした。

当時はどこの病院に行っても、わからない、心因性だ、厚労省が心因性だと言ってるなどと言われ、診察はしてくれるけど治療はしてもらえない状況。

日に日にどんどん症状が増え、悪化していく。


どこの病院が診てくれるのか?

そんな時、静岡てんかんセンターの話を聞き、被害者が殺到した経緯があります。


初期の頃から副反応被害に向き合ってくれた高橋先生。

とても優しい先生です。

高橋先生、ありがとうございました。


専門用語が多く間違えていたらごめんなさい。