ご挨拶 近藤悠季
東京アシンメトリー舘、脚本担当の近藤悠季です。
ついに最終公演です。いよいよ終わります。
私は脚本家なので、稽古が始まっている、
つまり、脚本が出来ている現在、既に大まかな仕事は終わっていたりします。
近藤悠季にとって東京アシンメトリー舘の大きな山は越えてしまっているのです。
『リライト』は元々はVol.2用に書き下ろしましたが、
物語のポテンシャルと会場が合わないためお蔵入りになりかけた作品です。
幸運にも会場が見つかり、上演できることになりました。
『リライト』は一言で言えば、"終わり"の物語です。
不思議なもので、最後にこの作品をすることに大きく意味が出てきてしまいました。
改訂するうちに物語が現実を追い越したことが何度もありました。
また逢いましょうなんて言いません。
終わるものは終わるのです。
東京アシンメトリー舘が終わって、東京シンメトリー舘や大阪アシンメトリー舘が
開舘することはありません。
だからこそ、11月観に来てください。
お待ちしています。