ディーラーから

『新型プリウス』発売の案内が届いた。

ハイブリッド車のパイオニアとして、
また、革新的なクルマの1台として君臨し
ている『プリウス』も5代目となった。

登場当時から、他社の追随を許さぬ先進性
と絶妙な価格設定・・・
また、3代目プリウス登場時には、日本で
は国が買い換えの補助を推進した時期とも
重なったことで、売れに売れた。

遂には、
『ハイブリッド』=『プリウス』のイメー
ジが確固たるものとなっている。


しかし、ハイブリッド車が広く消費者に浸
透した今となっては、『革新的』だったか
ら得られたネームバリューが、時を経てい
くうち、少しずつコンサバティブに変化し
てしまったようで『パイオニア』は、代を
重ねるごとに大胆な変革が出来ない壁にぶ
つかっているのでは?と(僕は)感じていた。

たぶん、トヨタ自身もそれは解っている筈。
きっと、今のプリウスユーザーやコンサバ
なファンたちにソッポを向かれず、歓迎さ
れる『斬新な次期プリウス』はどういう風
につくり上げていくべきか?で大いに悩み
議論しながら開発していたと思う。

かくして登場した5代目は・・・

素直に外観はなかなかのデザインコンシャ
スぶりでカッコ良い。
ただ、四駆グレートが出来てたり、PHVに
はソーラー発電装置も付くと聞くが、それ
でも、メカニズムに驚くほどの革新さは感
じられなかった。

それはやはり、
ハイブリッド車がプリウスだけの特徴では
なくなったという面が大きい・・・。

電気自動車が世界のトレンドとなりつつあ
る昨今、トヨタは電気自動車も持ちつつ、
今後、このクルマにどのような原動力を組
み込み、どのような位置付け、棲み分けで
売っていくつもりなのだろうか?


そう考えると
10年後のプリウスの姿って・・・
ちょっと見えてこないな・・・。