20代半ばの頃、洋楽ばかり聴いていた僕が、
働き始め独り暮らしをし出した頃に出逢っ
たのが『スーパーカー』だった・・・。

たぶんその存在を知ったのはスペースシャ
ワーでだったと思う。

彼らは25年前の今日デビューし、
歌詞、曲調ともに独特な世界観で聴く者を
魅了し確固たる地位を確立した。

しかし、人気を博していた2005年2月、
突如あっさりと解散してしまう。

それは僕が結婚する数ヵ月前という節目の
時と重なったこともあって、個人的には(
これから新しい生活が始まる喜びはあった
にせよ、その反面)彼らの『活動終焉』は
僕の『青春の終わり』でもあるかのような
現実を突きつけられたようで、何とも言え
ない気持ちになったものだった・・・。

あれから17年が経った今日、
突如、彼ら名義のYouTubeチャンネルが立
ち上がり、これまで発表されたPVが順次配
信されていくことになったという。

だからと言って、

これが再結成の序章であると僕は思って

いない。


何故なら、

伝説になった『あの頃』のスーパーカーを

安易な気持ちで再結成させるという、まる

で自らの手で醜く壊し汚すような行為など、

彼ら自身が一番嫌っていると思うからだ。



昔は昔、少しあの頃を振り返ってみては、

新しい明日を生きる、


それでいいのではないか。