ホンダ・アコードワゴンのCMに使用された曲、マスター・オブ・ファンクのクールライクオーティス。
僕はあまりMaster Of Funkについては知らないのでここで大したことは書けないが、この曲をCMで知り、単純に「カッコいい」と思いこのアルバムを買った。
当時『左ハンドルの米国製ホンダ車(右ハンドルもあったが)』というバタ臭さが受けた先代CB9型の人気を受け継ぎモデルチェンジされ2代目として販売されたこの型(CD型)も先代以上の人気を博し街の此処彼処で当時は見かけた。
このUSワゴン、フロント部分は日本製のセダン型とほぼ変わりはなかったが、リアセクションが流麗なステーションワゴン型となっているのに加えて、(1995年頃の法改正で認可されるようになったのか?)マイナーチェンジ後の車輌にはリアバンパーの両サイドにUSDM(US Domestic Market=アメリカ国内仕様)マニア垂涎のリアサイドマーカーランプが純正装着された挙げ句、ご丁寧に点灯までするようになっていた。
(※アメリカでは夜間に車輌側面の前後ろが判るようにフロント部はアンバー(橙)、リア部はレッド(赤)で発光させなければならない決まりがある)
そこにホンダは注目しCMで強調するあたりが、「さすがホンダ!あざといなぁ~」と思ずには居られなった。
が、反面、そこにアメリカを感じられて『でも、カッコいい・・・』と思ってしまった。
【リアバンパーサイドで点灯するマーカーランプを強調するCM】
最近、ホンダの昔のCMは演出も選曲も印象に残るものが多かったが、今はこういうのが少なくなったと嘆く声がある。
ただ、それは仕方ないことだと思う反面、そうでもないんじゃない?とも思う。
クルマに昔ほどのステイタス性は、もうとっくに無くなってしまった。
今は燃費や環境性能、衝突安全性という、現実的な訴求をすることが大命題。
これらにカッコ良さを結びつけるのは難しいことだと思うから。
しかし、それでもヴェゼルのCMとかは先代ならSuchmosとか、最近のなら藤井風など、どれも悪くない気がする。
まだまだホンダのCMは頑張っている方だと思うけどね。