悪天候でもないのにバックフォグランプを点灯させて走ってる人は未だに居る・・・
※背面スペアタイヤ真ん中にあるナンバープレート下の赤い光がバックフォグランプの光量。
右はウインカーランプの光量。
左がテールランプのみの光量。
(ドラレコ画像より)
ちなみにバックフォグランプはブレーキランプよりやや強めの赤色の発光を常時させ、濃霧等の荒天時に自車の存在を後続車に素早く気付かせ、追突を防ぐという重要な役割を担っている機能だ。
欧州のクルマには彼の地の法規で定められている為、フロントフォグランプは標準装着されていなくても、バックフォグランプは大抵付けられていて、日本向けにもこれがもれなく付けられたまま入って来てるし、最近は国産車でも寒冷地仕様や、セットオプション等で取り付けられているのをよく見掛けるようになった。
・・・で、
このフォグランプ、「Fog」=「霧」って意味なんだから、霧が出たり、大雨や雪などで視界が悪いときに点ける以外での使用は間違いだ。
このクルマのドライバーはただ、ライトスイッチのツマミを捻りすぎて無意識に点けてしまったのか、カッコいいと思って敢えて点けてたのか(←だったら問題)直接聞いた訳ではないから謎だけど・・・
これがまだ、フロントフォグランプを点けたクルマに後ろに付かれたのなら、最近のクルマには大抵「防眩ルームミラー」が付いてるし、それが無かったとしてもミラーの角度を変えれば、直接眩しさから目を守ることが出来るからマシなんだが、上の画像のような状態はこのクルマが居なくなるまで直に眩しい光を見続けることになる訳で、後続車は常に苦痛を強いられながら運転することになる。
誠に厄介である・・・。
こんな時、(正直ムカつくが)イライラしても仕方がないので僕は距離を空けるか、別の道に逸れることにしている。
使って便利な機能が盛り沢山ある昨今のクルマだが、「知らない機能だから使わない」ことも、こうして「知らずに使ってた」ってことも、どちらの場合でも、知らないことで他人に迷惑を掛けていることがあると言うことを知っておかなければならない。
また、こういうことで要らぬトラブルに発展することもあるし。
ラクしたり、快適だったりする機能は知ってても知らなくても、どっちでも良いと思うが、こと安全にかかわる機能は間違って使うと事故やトラブルを誘発する確率を高くする。
灯火類、安全装備に関する知らない機能については、取扱い説明書を今からでも読み直して熟知し、正しく使うように心がけるべきだと思う。