長寿番組「アタック25」が終了した。

毎週毎週当たり前のように46年間も続いていただけに、打ち切りを惜しむ声が多いのは当然だろう。

アタック25は数少なくなった視聴者(素人)参加型のクイズ番組であったし、パネルの取り方次第で勝敗が(余程じゃない限りは)ひっくり返る可能性もあるなど、本当によく考えられた内容に加え、テンポの良さといい、あの放送時間帯といい、これらもまた絶妙だったことが長く続いた秘訣であったと思っている。


だが、それは僕のような子供の頃から何となく見続け、気付いたら40数年も経っていたのに「まだ終わることはないだろう」となんの疑いも持たなかった古い人間の感覚がそう感じさせていたのかもしれない。


このような番組であっても、あっさり打ち切りとなってしまうのには現実問題として番組の在り方が最近のクイズ番組の潮流に付いていけてない、若者の感覚と合っていないなど、視聴者離れの理由となる「何か」があったからに違いない・・・。


まぁ、近い将来、「スペシャルで復活」みたいなのはあるのかも知れないから、僕のような古い人間はそれを楽しみとしておこう・・・




そんなアタック25だが、個人的に「打ち切られて良かった」と思うことがひとつだけある・・・



それは、この番組が初代司会者の故児玉清さんの時代から、3代目谷原章介さんまできちんと品位を保ち続け、トラブルや不祥事もなく、クリーンなイメージのまま無事、有終の美を飾れたことだ。


日曜日、昼下がりの定番であった長寿番組、

偉大なる「アタック25」よ、永遠に・・・。