【シャドウ90仕様・ジョーカー90(SRX90W)】
所有歴 1年
ボディカラー パールシャーウッドグリーン
現走行距離 17589㎞+メーター交換後215㎞
最後を飾るのはShadow 90 (仕様)
「仕様」と名乗っているのは1998年製の後期型ジョーカー90をベースにシャドウ90を再現しているから。
まぁ、言ってしまえばシャドウ化けしたジョーカーである。
なぜこんなことをするのか?
それは、本物があるのなら是非とも手に入れ、この世に存在するジョーカーシリーズを全てコンプリートしたかったんだが、いくら探してもシャドウ50のように纏まった数の逆輸入はされていない(と思う)ためか、日本国内では全く流通しておらず、手に入れることが出来なかったから。
(個人輸入をした人はいるかも知れないが、本物が日本に存在するのなら是非見てみたい。)
※もし、本物をお持ちの方がいらしたら手放す時は是非!ご一報を!!
買いに行きますので!!(←本気です。)
・・・というで、(今のところ)探しても出て来ないんなら、
自分で作ってしまえ!という、
単純明快な結論に至り、自ら製作(EUDM化)することを決意した次第。
でも、どうせパーツをそのまま移植したって、完璧なオリジナルにはならないんだからと、ついでに仮想のEUDM(※)化にすることとした。
※European Union Domestic Marketの頭文字を取ったもの=”ユーロ圏市場向け仕様”意味。
メーカーは輸出される国や地域毎に定められた法規に対応させなければ車両の販売ができないため、それに合致した部品類を車両に取り付けなければ認可がおりないことから、同じ車両でも仕向け地によって部品やエンジンスペックなどを変えて対応している。
仮想=メーカーがこんな輸出仕様にしてたら面白かったのにっていう内容にすること。
・・・ってことで、
シャドウ90には設定の無いパールシャーウッドグリーンにするべく、同色のジョーカー90を先ず購入、それをベースに外装品などのパーツ類は以前所有していたもう一台のシャドウ50から剥ぎ取ったものを全て移植することで一旦完成させる。
そして次は、先でも記したように、ちょっと遊び心を加えて「仮に僕がメーカーの立場だったら、こんな輸出仕様にするのに」も実現させることにした。
【仮想の条件】
①排気量をオリジナルの89ccから100cc以上にボアアップする。
②性能に見合ったスピードメーターに変更する。
③しかし、外観は敢えてわざとらしくせず、あくまでオリジナル風を維持、「分かる人には分かる」変更に留めることとする。
・・・とした。
結果
①はスペイン・エアーサル社製のボアアップキットをヤフオクで購入して対応。
(自分で調整までする技能がないので馴染みのバイク屋さんにて取り付け&調整依頼)
これで排気量は105ccになった。
②ボアアップしたことにより、排気量&パワーアップは図れた。
そうなると、次は現在装備されている100km/hメーターではなく、もっとハイスペックなメーターに換えて違いを表現したい。
だが、③で言ったように、あくまでオリジナル風を重視するため、それに見合うメーターにすべく、あれこれ物色していた。
やかて、中華製でジョーカーに似せたというかパクった スクーターが存在することを知り、それに付くメーターがほぼ同じデザインである上、なんと大袈裟な140km/hまで刻まれている(←250ccのバイク並み)ものを見つけたので「こりゃ面白いじゃないか!」と、入手(これまたヤフオクに出てた)し装着した。
(コピー品のため、良くも悪くも形から書体まで本当にそっくり。文字盤の目盛りの辺りのデザインが違うくらいだった。
取り付けは配線を付け替えるだけでOK!だったが、照明が暗すぎて夜見ても点いてんだか消えてんだかイマイチわからないという代物(汗)ではあったが、まぁ1000円の中華製だからこんなもんだろうと納得はしている・・・)
③外観での変化は前述のボディカラーに加え、ナンバープレートの色が「桃色」に変わるだけに留めた。排気量アップにより、標準の89cc(黄色ナンバー)から105ccとなったため変更である。
ちなみにこれは合法な手順を踏んでいるので、仮に警察に停められても、また、万が一事故っても経緯を説明すれば違法改造という問題は何ら起きない。
たまに排気量アップしても、違法と知りながらそれに見合ったナンバーに変えず(そのままで)乗っている人がいるが、事故った時にあれこれ法に触れて後々大変なことになるので絶対に止めるべきだ。
(ボアアップを申請していないことで法に抵触する細かい事柄は、また気が向いたときにでも書いてみます)
話が逸れたが、これで輸出仕様化と排気量アップが完成した上、少しジョーカーに詳しい人がこの車体を見た時、「おっ、ジョーカーだ」→「あれ?これってシャドウ?」→「ん?なんで100cc以上のバイクが付けるピンクナンバーになってんだ???」ってなことになると必至だ・・・
(ここまで読んでくれた皆さん、ついてきてますか~?)
まぁ、要するに、分かってる人が「あれ?コレナニ?」ってなるのを狙った仕様にしたってこと。(ニッチ過ぎ(笑))
・・・ということで、
長々と書いたが、そんな想いでつくったシャドウ90改105(これから以後は【シャドウ105】と勝手に呼びます)の画像をご覧ください。
【フロント部①】
○バックレスト
【スペック】
通称名 シャドウ 90
販売開始年 1997年頃~
型式(フレーム号機) ー
全長×全幅×全高(m) 1.885×0.935×1.070
軸距(m) 1.200
最低地上高(m) 0.110
シート高(m) 0.695
車両重量/乾燥重量(kg) 97/92
乗車定員(人) 1
燃料消費率(km/L)
30km/h定地走行テスト値 49.0
最小回転半径(m) 2.1
エンジン型式 空冷・2サイクル・単気筒
総排気量(cm3) 89
エンジン型式 HF05E
総排気量(cm3) 89
内径 × 行程(mm) 48.0×49.6
圧縮比 ー
最高出力(PS/rpm) 7.7/6,750
最大トルク(kgm/rpm) ー
始動方式 セルフ式(キック式併設)
点火方式 CDI式マグネット点火
潤滑方式 分離潤滑式
潤滑油容量(L) 1.4
燃料タンク容量(L) 5.8
クラッチ形式 乾式多板シュー式
変速機形式 無段変速式
キャスター(度)/トレール(㎜) ー
タイヤサイズ 前 100/90-10 56J
後 100/90-10 56J
ブレーキ形式 前 油圧式ディスク
後 機械式リーディング・トレーリング
懸架方式 前 ボトム・リンク式
後 ユニット・スイング式
フレーム形式 アンダーボーン