【シャドウ50 (SRX50W)】
所有歴    5年
ボディカラー ホンダブラック
現走行距離  4774km

ジョーカーは海外で【Shadow50/90】と名前を変えてイタリア、ドイツ、スペイン他、主にヨーロッパ各国へと輸出されていた。
(が、アメリカンタイプスクーターなのに、本場アメリカで売られることはなかった・・・)

・・・で、

同社のアメリカンバイクとしてグローバルに販売されているクルーザー(アメリカン)【Shadow】の弟分という位置付けでシャドウラインナップのボトムを担っていた。

海外でもこの流麗で異端な形がウケたようで、各国でオーナーズクラブのようなものもあるようだ。
ボディカラーは50、90共に●ブラック、マックスシルバーメタリック、キャンディメープルレッドの3色。販売が終了する2000年(2001年頃という説もあり)までカラー変更はなかった。
なので、モデル後半に日本で販売された限定色の○パールシーシェルホワイト、パールシャーウッドグリーンの2色は海外では存在していない。
ところで、輸出仕様であるから日本には本来入って来ないモデルなのに、なぜここにあるのか?という疑問を持たれるだろうが、詳しい人ならご存知の通り(Wikipediaにも記載あり)1990年代後半に市場に流通するくらいの台数(100~200台くらい?←適当に言ってます)が並行逆輸入されていたので僕も手に入れることが出来たのであった。

そんなシャドウ50だが、程度の良い車両を購入するため、長年中古車サイトで観察していて色はブラックとキャンディメープルレッドしか出てこないことに気付いた。
これだけ出てこないところをみると恐らく、マックスシルバーメタリックの車体は輸入されなかったか、有っても極少数なのではないかと思う。

ところで、海外仕様はそれぞれの国の法規に則って灯火類や安全装備の形状や構造を変えている。
仕向け地によって言語表記も変わる。
その辺りはまた別の機会に国内仕様と輸出仕様を実際に2台並べて比較する記事を書く時にでも画像も交えて紹介したいと思う。
ちなみに家族には内緒だが、この車体はめっき部分の腐食が酷かったので再めっき処理を行っている。
鉄素地上のクロムめっきは比較的めっきが簡単=安価なので良いのだが、ウインカーケースだけは違っていた。
これの素材がなんとまぁ、

処理の面倒臭い「亜鉛ダイキャスト製」・・・。

ホンダで新品を問い合わせたら在庫などとうに無くなっていた。

仕方ないので再めっきで対応すべく表面処理業者を検索して見積りを取ったら・・・

1個が 4万円 ! ! !

ウインカーって、前後左右にあるよねぇ・・・

となると、


まぁ、そういうことですわ(泣)

他に趣味もないし、呑む打つ買うもしないけど、それでも普段の小遣いがこの頃はキツかった・・・が、
しかし、仕上がってきたウインカーケースをみると補修時の巣穴残りや、めっきのピット、白曇りなど一切無しで見事な仕上がりであった。

・・・ということで、

そんなこんなで何かと金の掛かったシャドウ50の画像をお楽しみいただきましょう。

【フロント部①】
【リア部①】
【フロント部②】
【リア部②】
【左サイド部】
【右サイド部】
【オプション装着品】
○レッグガードパイプ

【スペック】
通称名         ジョーカー
販売開始年       1996年(?)~
型式(フレーム号機)    JH2AF42B2WK
全長×全幅×全高(m)   1.885×0.935×1.070
軸距(m)          1.200
最低地上高(m)     0.110
シート高(m)       0.695
車両重量/乾燥重量(kg) 93/88
乗車定員(人)       1
燃料消費率(km/L)
30km/h定地走行テスト値
最小回転半径(m)     2.1
エンジン型式     AF20E空冷・2サイクル・単気筒
総排気量(cm3)     49
内径×行程(mm)     39.0×41.4
圧縮比         ー
最高出力(PS/rpm)   4.5/6,000
最大トルク(kgm/rpm) ー/ー
キャブレター型式   ー
始動方式       セルフ式(キック式併設)
点火方式       CDI式マグネット点火
潤滑方式       分離潤滑式
潤滑油容量(L)     1.4
燃料タンク容量(L)   5.8
クラッチ形式     乾式多板シュー式
変速機形式       無段変速式
キャスター(度)/トレール(㎜)   ー
タイヤサイズ   100/90-10 56J
        後   100/90-10 56J
ブレーキ形式   油圧式ディスク
        後   機械式リーディング・トレーリング
懸架方式   前   ボトム・リンク式
        後   ユニット・スイング式
フレーム形式     アンダーボーン

次回は車両紹介の最終回。
トリを務めるのはシャドウ90(仕様)です。