【ジョーカー(SRX50V-YA)】限定生産車
所有歴    3年
ボディカラー パールシーシェルホワイト
現走行距離  2585km

ジョーカーが世に出てから約8ヶ月後の1997年5 月、ホンダは販売の活性化を狙ったのか、専用色を纏った限定車【White Special】を発売した。
フレーム号機がA-AF42-15~となっており、カタログモデルのジョーカーとは別に専用の号機(型番)が奢られていることからも特別感がある。(でも、ボディカラーの違いだけでその他の機能・性能などの変更は一切なし)

発売当時、街で見かけるジョーカーは大体カタログモデルのブラックやシルバーが殆んどで、まずその頃でもこれを見かけることは非常に稀だった。資料によるとフレーム号機はAF42-1500001~1501042となっていることから、恐らく多くても1042台しか存在しないと思われる。何れにしても珍しい個体であることに間違いはないので、今欲しいと思ってもなかなか巡り会うことは難しいかもしれない。

一応、今でも中古車サイトで探せば出てはくるだろうが、拘って「正真正銘のホワイトスペシャルを!」となると、その中でも本物は僅かしか出回ってはいない思った方がいい。

大抵はボディだけ取り替えたり、別の色から塗り直して成り済ましていたり、(←まぁ、ホンダ純正品のボディが付けられているのであればまだマシだけど)
酷いのであれば、中華製のソリッドホワイト色に塗装されたボディを取り付けて(流石にそれを限定車と謳って売っているのを中古車サイトで見たこと無いが)高値で売っている場合がある。

そこで確認するべきは上で記した通りフレーム号機の番号ということになってくる。これに当てはまる車体であればそれは間違いなくホワイトスペシャルと言えるのでご参考まで。


余談だが、僕はジョーカーと言えばブラックやワインレッドなと、濃い色のイメージが強く、そちらの方が似合っていると思っているので、この限定色は個人的にはいまひとつピンと来てない。
しかし、5台並んだのを見た人の多くはこの色を支持する傾向にある・・・
ま、どんな色を纏っていても格好いいから、まぁ、いいや。(笑)


では今回も各部の画像をご覧いただきましょう。
【フロント部①】
【リア部①】
【フロント部②】
【リア部②】
【左サイド部】
【右サイド部】

【オプション装着品】
○ヘッドライトバイザー
○レッグシールドパイプ
○フロントフェンダーパイプ
○リアキャリア

【スペック】
通称名         ジョーカー(ホワイトスペシャル)
販売開始年月日     1997年5月
型式         A-AF42-15~
全長×全幅×全高(m)   1.885×0.935×1.060
軸距(m)          1.200
最低地上高(m)     0.110
シート高(m)       0.695
車両重量/乾燥重量(kg) 89/84
乗車定員(人)       1
燃料消費率(km/L)
30km/h定地走行テスト値 49.0
最小回転半径(m)     2.1
エンジン型式     AF20E空冷・2サイクル・単気筒
総排気量(cm3)     49
内径×行程(mm)     39.0×41.4
圧縮比         6.9
最高出力(PS/rpm)   4.9/5,750
最大トルク(kgm/rpm) 0.62/5,500
キャブレター型式   PB2G
始動方式       セルフ式(キック式併設)
点火方式       CDI式マグネット点火
潤滑方式       分離潤滑式
潤滑油容量(L)     1.4
燃料タンク容量(L)   5.8
クラッチ形式     乾式多板シュー式
変速機形式       無段変速式
キャスター(度)/トレール(㎜)   28°00′/81
タイヤサイズ   100/90-10 56J
        後   100/90-10 56J
ブレーキ形式   油圧式ディスク
        後   機械式リーディング・トレーリング
懸架方式   前   ボトム・リンク式
        後   ユニット・スイング式
フレーム形式     アンダーボーン


次回はジョーカーの輸出仕様である【シャドウ50】を取り上げます。