我が家の軽トラ『日産NT100クリッパー』

が車検の為、代車としてやって来たのが

この『NV150AD』。

もとの名前は『日産AD』だったのに、
突然『日産NV150AD』になったかと思うと
3年前くらいから『NV150』が取れ、
また『日産AD』に戻されるという、なんだ
が日産の迷走っぷりを象徴するかのような
クルマである。  
尚、これを豪華版のステーションワゴンに
して売っていたのが『ウイングロード』だ
った。

ちなみにこの『AD』と『ウイングロード』
コストダウンで前後のドアを当時存在した
乗用車『ティーダ』から流用してしまった
ことでドアの形とルーフラインの辻褄が全
く合わず、屋根が途中で凹んだような破綻
したデザインとなってしまっていた。

・・・にも拘らず、

日産は臆面もなく今も(ADのみだが)売り続
けているのだから凄いと言うか、

呆れると言うか・・・。

 もう既に元ネタとなった『ティーダ』&
『ウイングロード』共、とうの昔にカタロ
グ落ちし、『AD』だけが残って、しかも登
場から18年が経ってしまった・・・

が、
安全装備など、時代の要請には対応すべく
最低限のアップデートはちまちまとされて
はいるようだ。

ただ、
 ライバル『トヨタ・プロボックス』のよう
にハイブリッド的な環境や燃費に関する
『飛び道具』の設定は未だにない。  

 それは恐らく、
今のADに日産お得意の『e-POWER』をね
じ込むのは設計年次が古すぎて難しいのだ
ろう。

 まぁ、
順当に考えれば『現行ノート』のシャーシ
を使って次期型を成立させる、というのが
妥当と考えるべきだが、今の日産だと、こ
のまま現行型で引っ張れるだけ引っ張って、
『もう、これ以上法改正への対応が出来な
い』となったら、
あっさり『ジ・エンド』なんてことを平気
でやりそうだから怖い・・・
長年トヨタと二分し維持してきたボンネッ
トバン市場撤退が杞憂となることを、
日産ファンとしては願いたいものだ・・・。