前回の続き。当たり前だが、「男女7人夏物語」が放送された1986年当時と2022年現在の東京の姿は大きく変貌している。
人形町はどうか?86年発行の住宅地図とグーグルマップを見ながら、今井良介(明石家さんま)と神崎桃子(大竹しのぶ)の足跡をたどってみたい。
こちらが人形町駅A1出入口(地図の左ピンク部分)。二人は合コン帰りだ。
桃子の買い物に付き合わされる良介。まずは甘酒横丁を北東に進んで八百屋の「八百清」まで(三味線屋「ばち英」の手前)。グーグルマップのKビルが「ばち英」のあった場所。ドラマでは三味線の形をした看板が見えていた。
なぜかまた駅の方に少し戻る格好でお豆腐屋さんの「双葉」へ。隣のお蕎麦屋さん「東嶋屋」の看板は今と同じ位置にあるが、当時は内照式だった。
今度は薬局へ。道の反対側に渡り北東に進めばすぐだが、ドラマでは二人は北東からやって来る。住宅地図の右上にある「山岸商店」の前を通って「大成堂薬局」へ入っていった。いったん通り過ぎてまた戻ってきたのだろうか?
「大成堂」は最近まであったらしく、グーグルマップのストリートビューにまだ画像が残っている。
たい焼きの「柳屋」のように昔からのお店が多く残っている人形町だが、やはり36年前とはだいぶ変わっている。とはいえ、江戸の風情がそこかしこに感じられる街ということに変わりはない。また訪れてみたい。