大阪府の桜宮高校の生徒が自殺した一件について | ツンデレさんのブログ

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べ、べつにあんたなんかに読んでほしいとか、思っていないんだからねっ!よみたい?んじゃあ、勝手に読めばいいじゃないの!し、しらないんだからっ!

まずは生徒に哀悼の意を表します。

自殺の主因とされるのが、顧問による体罰と、報道されています。それに対する大阪市長の橋下氏の対応も問題になっています。
自分なりの見解を、記録のために書いておきたいと思います。

1 原因は体罰ではなく、教師の生徒に対するいじめである。つまり、死ぬ寸前まで暴行(リンチ)したことにある。

罰とは本来悪いことをした際に執行するものです。では、この生徒は何か悪いことをしたのでしょうか。残念ながら、そう断言できないのです。確かに、キャプテンとして力不足であったというのは事実でしょう。しかし、それを悪いことであり、罰を加える必要まであるのか、といえばNOでしょう。

2 信頼関係がないうちは身体に触れるな

人間は信頼関係がない他人がある一定の距離に近づくのが嫌であるという話をきいたことがあります。その観点で言えば、信頼の無い人に触れられるのは、心理的には大きなダメージです。
言い換えれば、指導と称して殴る行為で信頼関係が生まれることは絶対になく、暴行を受けて感謝の気持ちを持てるのは、すでに強い信頼関係で結ばれる場合に限られるわけです。体罰はあくまで憎しみを生むだけです。

3 受験直前に募集停止の案を出さないでください

昨年の田中眞紀子元文科相がやらかした一件と同レベルか、それ以上に悪質です。入試まで一ヶ月の今、すぐに進路変更なんて、生徒からすれば無理です。気持ちの切り替えすら莫大なエネルギーが必要ですから。募集停止にしたければ、来年度以降にしてください。代替案も、同様にして賛同できません。教育方針が定まっていないからというけど、本来はサポートするのが上の役割なのではないでしょうか。
この話が上がったことからもわかるように、橋下さんは教育については素人以下の認識しかなく、教育行政を実行するのは無理だとはっきりしました。こんなことを書くのはどうかと思いますが、教育に関しては日本維新の会は既存政党以下のことしか考えていないというメッセージになりましたね。

4 部活の活動停止について

生徒と顧問が属していたバスケ部がしばらくの間活動停止になるのは止むを得ないでしょう。しかし、部員の不祥事で活動停止はよくて、顧問の不祥事で活動停止がダメという意見があるとすれば、それは意見の一貫性がないように私は感じます。連帯責任という点では同じですから。顧問も部員も同じチームの一員ですから。少なくても、顧問がいない状態で活動させるのは無理があるでしょう。理想的なことをいえば、対外試合を数ヶ月禁止にし、顧問を変えた上で、新たなバスケ部として再建するのが一番いいのですが。
ただ、他の部活まで活動停止にするのはやりすぎ感が否めません。過去に生徒に暴行を加えたか、今後は絶対にやらないのか、「安全宣言」で明確にして再開してほしいものです。
もちろん、教師側がOKのメッセージを出すのだけではだめです。生徒の声もしっかり反映してください。

以上に挙げたことがすべて正しいとは限りません。ただ、この事件を教訓に、指導の在り方、そもそも「教育」とは何かを考え、子どもたちの未来を明るく豊かにできるよう働きかけてほしいものです。