今日1月28日日曜日、大阪府大阪市東住吉区長居公園の

ヤンマースタジアム長居(長居陸上競技場)を

スタート・ゴールとする42.195kmのコースで、

「奥村組スポーツスペシャル・

第43回大阪国際女子マラソン」が行われました。

 

 

 

 

 

女子マラソンの「MGC(マラソン・グランド・

チャンピオンシップ)」のファイナルチャレンジを

兼ねての開催となった「第43回大阪国際女子マラソン」。

昨年2022年の第42回大会からコースが一部変更となり、

折り返し地点のないコースとなりました。

早速、上位10選手の結果を記すことにしましょう。

 

優勝:ウォルケテネシュ エデサ(エチオピア)・2時間18分51秒[大会新]

2位:前田 穂南(天満屋)・2時間18分59秒[大会新]・[日本新]

3位:松田 瑞生(ダイハツ)・2時間23分07秒

4位:ステラ チェサン(ウガンダ)・2時間23分36秒

5位:佐藤 早也伽(積水化学)・2時間24分43秒

6位:カタリナ スタインラック(ドイツ)・2時間24分56秒

7位:松下 菜摘(天満屋)・2時間25分10秒

8位:大東 優奈(天満屋)・2時間25分16秒

9位:中野 円花(岩谷産業)・2時間26分50秒

10位:西川 真由(スターツ)・2時間26分50秒

 

自分は早朝に京都の自宅を出発し、午前中は

京都府京都市内のいつものお店に立ち寄って

用を済ませたために、スタート・ゴール地点の

ヤンマースタジアム長居への到着は

レースがスタートしてからになったのですが、

レース全体の約8割をヤンマースタジアム長居の

メインスタンドの客席に座り、大画面モニター越しに観戦しました。

今日1月28日日曜日の大阪府大阪市内の天気は「曇り後一時雨」。

日中の気温は10度という気象状況でした。

 

レースは海外招待選手のウォルケテネシュ エデサ選手

(エチオピア)・ステラ チェサン選手(ウガンダ)の2名と

国内招待選手の松田瑞生選手(ダイハツ)・

佐藤早也伽選手(積水化学)・前田穂南選手(天満屋)の3名が

トップ集団を形成して進み、20Km過ぎで集団の中から

前田穂南選手が抜け出して一時は単独トップに立ちます。

しかし31Km過ぎでウォルケテネシュ エデサ選手に

抜かれて前田穂南選手は2位に。それでも

ウォルケテネシュ エデサ選手との差を10秒前後でキープし続け、

粘りの走りを見せる前田穂南選手。レースでは常に

2時間20分を切るペースを維持し、好記録に向けてひた走ります。

 

優勝はウォルケテネシュ エデサ選手で

2時間18分51秒の大会新記録。

そして前田穂南選手が日本人トップの総合2位でフィニッシュし、

2時間18分59秒の好タイムでフィニッシュしました。

前田穂南選手の2時間18分59秒も大会新記録で、

2005年のベルリマラソンで野口みずき氏がマークした

2時間19分12秒の日本最高記録を19年ぶりに更新する

日本新記録を樹立。まさに歴史的快挙達成の瞬間を、

自分は間近で見届けることが出来ました。

 

女子マラソンの「MGC(マラソン・グランド・

チャンピオンシップ)」のファイナルチャレンジの

設定突破タイムが2時間21分41秒だったのですが、

前田穂南選手は設定タイムを2分42秒上回り、

現時点で女子マラソンの「第39回夏季オリンピック

2024パリ大会」の日本代表の3枠目として

有力候補となりました。

 

さて、今も触れましたが2024シーズンの

日本国内の3大メジャー女子マラソンは、第1戦の大阪が終了し、

次は第2戦となる3月3日日曜日に開催の「東京マラソン2024」、

そして翌週3月10日日曜日に開催となる第3戦の

「第13回名古屋ウィメンズマラソン」と続いていきます。

残り2戦で、2時間18分59秒を上回るタイムを

出す選手が出るのかどうか。それは日本最高記録が

さらに更新されることを意味しますが、

密かに期待をしながら、大会当日を待ちたいと思います。

 

「第43回大阪国際女子マラソン」は、

ウォルケテネシュ エデサ選手の初優勝と、

前田穂南選手の19年ぶりの日本最高記録更新で幕を閉じました。

改めて、ウォルケテネシュ エデサ選手、

初優勝本当におめでとうございます。

そして、前田穂南選手、日本最高記録更新

本当におめでとうございます。