今日8月24日日曜日、北海道札幌市の大通り西4丁目をスタートし、

大通り西8丁目にゴールする42.195kmのコースで

「2013北海道マラソン」が行われました。


北の大地札幌を駆け抜ける日本国内で夏唯一のフルマラソンとして

名高いこの大会も、今年2013年が第27回大会。

昨年2012年の第26回大会から、市民参加型の大規模フルマラソンとして

生まれ変わり、スタート時刻も12時10分から9時に変わりました。

その昨年2012年の第26回大会の参加者は10,243人。

今年2013年の第27回大会では、その10,243人を上回る

15,000人のランナーが、北の大地札幌を駆け抜けました。


男女同時スタートで行われたこのレース。

UHB北海道文化放送の制作により、地上波放送のUHB北海道文化放送

(北海道ローカル)並びにBS放送のBSフジで放送された

「2013北海道マラソン実況生中継」内の結果字幕テロップを元に、

男女それぞれの上位の成績を記すことにしましょう。


※男子

優勝:五ヶ谷 宏司(JR東日本)[2時間14分26秒]

2位:辻 茂樹(大塚製薬)[2時間14分45秒]

3位:下重 正樹(コニカミノルタ)[2時間15分15秒]

4位:ディクソン マルワ(タンザニア)[2時間15分17秒]

5位:飯田 明徳(Honda)[2時間15分20秒]

6位:酒井 将規(九電工)[2時間15分22秒]

7位:吉井 賢(三菱重工長崎)[2時間15分50秒]

8位:千葉 優(Honda)[2時間16分17秒]

9位:メクボ ジョブ モグス(日清食品グループ)[2時間16分31秒]

10位:長谷川 清勝(JR東日本)[2時間16分42秒]


※女子

優勝:渡邊 裕子(エディオン)[2時間29分13秒]

2位:赤羽 有紀子(ホクレン)[2時間32分10秒]

3位:伊藤 舞(大塚製薬)[2時間32分54秒]

4位:宮内 宏子(京セラ)[2時間37分01秒]

5位:吉住 友里(大阪陸協)[2時間37分55秒]

6位:矢野 由佳(キャノンアスリートクラブ九州)[2時間41分40秒]

7位:小田切 亜希(天満屋)[2時間41分49秒]

8位:岩村 聖華(肥後銀行)[2時間45分52秒]


自分はBSフジでの放送を見てレースをテレビ観戦しましたが、

男子の方は、は優勝の行方が最後まで全くわからないという

本当に白熱したレースでした。下重正樹選手(コニカミノルタ)が

序盤から30km前後まで先頭を引っ張って積極的にレースを進め、

それを辻茂樹選手(大塚製薬)や五ヶ谷宏司選手(JR東日本)が

追うという展開になり、トップは目まぐるしく変わりました。

最終的に、37km過ぎでトップに立った五ヶ谷宏司選手(JR東日本)が、

その後は独走態勢を築いて2時間14分26秒で初優勝しました。


そして女子の方は、昨年2012年の第26回大会に続き、

2年連続でゲストランナーとして参加していたエリック ワイナイナ氏が

先頭集団のペースメーカー的役割をする中でレースが展開しました。

重友梨佐選手(天満屋)・赤羽有紀子選手(ホクレン)・伊藤舞選手(大塚製薬)・

渡邊裕子選手(エディオン)といった有力選手で先頭集団が形成され、

18kmで重友梨佐選手が、20km前後で伊藤舞選手が先頭集団から脱落、

赤羽有紀子選手と渡邊裕子選手の一騎打ちになるかと思われましたが、

今度は30km過ぎで赤羽有紀子選手が脱落し、その後は渡邊裕子選手が

完全な独走態勢を築きます。独走態勢を築いた後も、

エリック ワイナイナ氏をペースメーカーとして利用する形で

上手にレースを組み立て、ゴール直前までエリック ワイナイナ氏と並走。

目標としていた2時間24分台には及ばなかったものの、

見事なレース運びで初優勝。渡邊裕子選手の優勝タイムは、

2時間29分13秒でした。


それにしても、ゲストランナーのエリック ワイナイナ氏が

女子の先頭集団のペースメーカー的役割を果たし、

しかもゴール直前までずっと女子のトップ選手と並走していたシーンには、

本当に感動しましたね。男女同時スタートのフルマラソンならではの

すごいシーンを見たような気がしました。


8月10日土曜日から8月18日日曜日まで、ロシアのモスクワで開催されていた

「第14回世界陸上競技選手権モスクワ大会」の女子マラソンでは、

福士加代子選手(ワコール)が3位に入り銅メダルを獲得。

そして木﨑良子選手(ダイハツ)が4位入賞という好成績を残してくれました。

その時の興奮をそのままに、次の世界の大会に向けてのステップとして

開催された「2013北海道マラソン」ですが、女子優勝の渡邊裕子選手が、

いつか「世界陸上競技選手権大会」や「夏季オリンピック」の女子マラソンで

結果を残してくれるように、大いに期待したいと思います。


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昨年2012年の第26回大会は、市民参加型のフルマラソンとして

生まれ変わったことをきっかけにフジテレビ系列での全国ネット放送が

なくなったのに加え、UHB北海道文化放送(北海道ローカル)のテレビ放送も、

生中継ではなく録画放送となったため、レースをテレビ観戦出来なかったことで、

このブログでも「2012北海道マラソン」については触れませんでした。

しかし今年2013年の第27回大会では、テレビでの生中継が復活し、

地上波放送はUHB北海道文化放送のみでのオンエアにはなったものの、

BS放送のBSフジで全国に向けて放送されたため、自分もレースを

リアルタイムでテレビ観戦出来、レースについて記事にさせていただきました。

来年2014年の第28回大会以降も、是非「北海道マラソン」は

全国に向けて生中継していってほしいものです。


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参加した15,000人のランナーの皆さん、本当にお疲れ様でした。

そして、男子優勝の五ヶ谷宏司選手、女子優勝の渡邊裕子選手、

本当におめでとうございました。