今日3月10日日曜日、女子マラソンの「第14回世界陸上競技選手権

モスクワ大会」の代表最終選考会を兼ねた「第2回名古屋ウィメンズマラソン

2013」が、愛知県名古屋市東区大幸南のナゴヤドームをスタート・ゴールとする

42.195kmのコースで行われました。


昨年2012年から、世界初で日本初となる女子だけの市民参加型の

大規模フルマラソン大会として新しく生まれ変わったこのレース。

それでは、上位10名の成績を記すことにします。


優勝:木﨑 良子(ダイハツ)・2時間23分34秒[大会新]

2位:ベルハネ ディババ(エチオピア)・2時間23分51秒

3位:野口 みずき(シスメックス)・2時間24分05秒

4位:エレナ プロコプツカ(ラトビア)・2時間25分46秒

5位:早川 英里(TOTO)・2時間26分17秒

6位:メスタウェット トゥファ(エチオピア)・2時間26分20秒

7位:宮内 洋子(京セラ)・2時間27分17秒

8位:ゲネト ゲタネ(エチオピア)・2時間28分08秒

9位:加藤 麻美(パナソニック)・2時間30分26秒

10位:堀江 美里(ノーリツ)・2時間30分52秒


いや~、それにしても今年2013年の第2回大会は、

最後まで勝負の行方がわからない、本当に壮絶なレースでした。

レースは、野口みずき選手(シスメックス)・木﨑良子選手(ダイハツ)・

早川英里選手(TOTO)・宮内洋子選手(京セラ)の国内招待選手4名と、

ジョージナ ロノ選手(ケニア)・ベルハネ ディババ選手(エチオピア)・

マーガレット アガイ選手(エチオピア)の海外招待選手3名で

トップ集団が形成されて進みます。


この集団の中から、レースが進むにつれて選手が遅れ出す中、

29kmから30kmの間で、トップ集団は野口みずき選手(シスメックス)・

木﨑良子選手(ダイハツ)・ベルハネ ディババ選手(エチオピア)の3人になり、

優勝争いは、完全にこの3人に絞られます。


30km過ぎでは、ベルハネ ディババ選手(エチオピア)が、

野口みずき選手(シスメックス)・木﨑良子選手(ダイハツ)を引き離しますが、

給水ポイントを過ぎてすぐに追いつき、3人の集団に戻ります。

しかし、36km手前あたりで野口みずき選手(シスメックス)が遅れ始め、

レースは木﨑良子選手(ダイハツ)・ベルハネ ディババ選手(エチオピア)の2人の

一騎打ちに。木﨑良子選手(ダイハツ)とベルハネ ディババ選手(エチオピア)が

肩を並べる形で鍔迫り合いを展開。そして40km過ぎの給水ポイントを過ぎて、

木﨑良子選手(ダイハツ)がベルハネ ディババ選手(エチオピア)を引き離して

スパート。そのままトップを維持してナゴヤドームのゴールへ。

2時間23分34秒という好タイムで優勝のゴールテープを切ると共に、

「日本人選手1位で2時間23分59秒以内でのゴール」という

「第14回世界陸上競技選手権モスクワ大会」の代表内定条件もクリア。

木﨑良子選手自身の自己ベストも大幅に更新となりました。


優勝の木﨑良子選手(ダイハツ)から17秒遅れて、

2位でベルハネ ディババ選手(エチオピア)がゴール。

そして野口みずき選手(シスメックス)が、2時間24分05秒の3位でゴールしました。

注目を集めた野口みずき選手(シスメックス)。優勝こそならなかったものの、

2時間24分05秒という好タイムでのゴールと言うことで、

「第14回世界陸上競技選手権モスクワ大会」の代表選出に向けて、

確かな手応えを感じてレースを終えた形となりました。


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自分は、この「第2回名古屋ウィメンズマラソン2013」は、

実際にナゴヤドームに足を運んで観戦してきたのですが、

やはり独特の雰囲気がありましたね。


何しろ、日本初で世界初となる女性だけの市民参加型大規模マラソンということで、

スタートシーンを、スタート地点から100mほど先のところの沿道で見ていても、

すごく華やかさが感じられました。ゲストランナーとして参加されていた

水野裕子さんと浅田舞さんにもエールを送ることが出来ましたし、

最後のランナーが通過する瞬間まで、たっぷり見ることが出来て良かったですね。

ちなみに、スタート地点を最後尾のランナーが通過したのは、

スタートから13分後のことでした。


スタートシーンを見終えてナゴヤドームの中に移動した後は、

併催の「マラソンフェスティバルナゴヤ・愛知2013」に出展の各ブースを観覧。

大会プログラムもしっかりと購入しました。


プログラム購入後は、スタンドの観覧席で大画面モニターを見ながらレースを観戦。

スタンドから、木﨑良子選手のゴールシーンをしっかりと目に焼き付けました。

とにかく、日本人選手の優勝と、「第14回世界陸上競技選手権モスクワ大会」の

自動内定の瞬間を間近で見ることが出来ましたので、本当に今日は、

ナゴヤドームに行った甲斐があったと感じましたね。


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これで、2012-2013シーズンの日本国内3大メジャー女子マラソン大会が

全て終了となり、「第14回世界陸上競技選手権モスクワ大会」の代表選手選考会も

全て終了した形となりました。おそらく明日3月11日月曜日になると思われますが、

木﨑良子選手(ダイハツ)を含めて何人の選手が「第14回世界陸上競技選手権

モスクワ大会」の女子マラソン日本代表となるのか。また、どういった顔ぶれに

なるのか。大いに注目です。


明日3月11日月曜日の更新で、「第14回世界陸上競技選手権モスクワ大会」の

女子マラソン日本代表選手選出について触れることが出来ればと思っております。


改めて、木﨑良子選手、「第2回名古屋ウィメンズマラソン2013」

優勝おめでとうございました。