今日3月3日日曜日、和歌山県和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場で、

「ジャパンラグビートップリーグオールスター・FOR ALLチャリティー

マッチ2013」が開催されました。


普段の公式戦シーズンでの試合とは違って、

まさにラグビーの祭典とも言えるこの企画。

5回目の今年2013年は、「シニアハートチームvs

ヤングスターチーム」という対戦カードで試合が行われましたが、

早速試合の結果を記すことにしましょう。


□ジャパンラグビートップリーグオールスター・FOR ALLチャリティーマッチ2013

  トップリーグシニアハートチーム 67―62 トップリーグヤングスターチーム


自分は、あらかじめ録画しておいたJ SPORTS1での生中継の

ビデオを見て、試合を観戦しました。


細かいプレーについては省略しますが、

今回もオールスターマッチならではのユニークなシーンが多かったですね。

まず、ペナルティー・ゴールが今回の試合では1本もありませんでした。

例えペナルティーが起きても、ペナルティー・ゴールは狙わずに、

積極的にトライを取りに行くパフォーマンスは、見ていてすごく感動でした。


また、面白いシーンももちろんありました。

スクラムは全て、ノンコンテストスクラム(普通スクラムは、

レフリーの掛け声で強くガッチリと組むのですが、

ノンコンテストスクラムは、互いに軽く体を合わせて

組むだけの実にソフトなスクラムです。)で統一され、

さすがにこれはオールスターマッチならではの光景。

そして、トライの後のコンバージョン・ゴールがこれまたユニークでした。

選手によっては、キックの際に派手なパフォーマンスをしたり、

何と、ハーフェーラインからコンバージョン・ゴールにチャレンジしたりと、

見ていて本当に楽しませてくれたという感じでしたね。


さらに、テレビ中継の中での楽しみと言えば、

試合中のピッチサイドの選手への突撃インタビューです。

今回、テレビ中継は、試合前半でサントリーサンゴリアスの平浩二選手と

パナソニックワイルドナイツの霜村誠一選手が、試合後半で

サントリーサンゴリアスの竹本隼太郎選手がゲスト解説として実況席に登場し、

実況担当は矢野武アナ、ピッチサイドリポーターがラグビージャーナリストの

村上晃一氏というメンバーで進められたのですが、マイクを片手に

村上晃一氏が選手にインタビューし、そのインタビューされている選手と

実況席のコメンタリー陣との間でのやりとりが何とも面白かったです。


現地では、試合前にチャリティーイベントも開催されたりしたようですし、

現地では現地でしか味わえない楽しみ方、

テレビ観戦する方はテレビ観戦でしか味わえない楽しみ方があり、

それが、この「ジャパンラグビートップリーグオールスター・

FOR ALLチャリティーマッチ」ならではの魅力かもしれませんね。


なお、今大会のMVPには、トップリーグシニアハートチームの

タウファ統悦選手が選ばれました。


5回目となった今年2013年も、「ジャパンラグビートップリーグ

オールスター・FOR ALLチャリティーマッチ」は大いに盛り上がりました。

最高のパフォーマンスを見せてくれた選手たちに、

心から拍手を送りたいと思います。


いよいよ4月からは日本代表が春シーズンの活動をスタートさせますが、

アジア6連覇、さらにはパシフィック・ネーションズカップでの王座奪回に向けて、

各試合でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。大いに期待したいと思います。