昨年2012年11月18日日曜日に開幕し、新方式の下で約2ヶ月に亘り

熱戦が繰り広げられてきた「第49回全国大学ラグビー選手権大会」は、

今日1月13日日曜日が大会第9日(最終日)。東京・霞ヶ丘の国立競技場で、

決勝戦の「帝京大学vs筑波大学」の試合が行われました。


それでは、今日行われた決勝戦の結果です。


帝京大学 39―22 筑波大学

(帝京大学は、4年連続4回目の優勝)


前半ですが、8分に、帝京大学11番の磯田泰成選手がトライを挙げて

5点を先制し、5対0とします。筑波大学は11分、10番の片桐康策選手の

ペナルティー・ゴールで3点を挙げ、5対3として追い上げを開始。

しかし直後の14分に帝京大学は10番の中村亮土選手の

ペナルティー・ゴールで3点を挙げて8対3し、点差は再び5点に広がります。

接戦の雰囲気も感じられたこの試合でしたが、19分に帝京大学が

10番の中村亮土選手がトライを挙げ、自身によるコンバージョン・

ゴールも決まって15対3としてからは、試合は徐々に帝京大学のペースに。

32分には、14番の小野寛智選手がトライを挙げ、10番の中村亮土選手の

コンバージョン・ゴールも決まって22対3となり、点差は19点差に広がります。

筑波大学も直後の34分、11番の福岡堅樹選手のトライと、

10番の片桐康策選手のコンバージョン・ゴールで7点を挙げて22対10とします。

この22対10という12点差のままで前半を終え、試合は後半に。


後半に入り、お互いの攻め合い凌ぎ合いによって膠着状態が続きますが、

10分に帝京大学が7番の松永浩平選手のトライと、10番の中村亮土選手の

コンバージョン・ゴールで7点を挙げて29対10とし、点差を17点に広げると、

16分には1番の森川由起乙選手が、30分には15番の竹田宜純選手が

それぞれトライを挙げ、39対10として筑波大学を突き放します。

筑波大学も34分に14番の彦坂匡克選手がトライを挙げて39対15とし、

試合終了間際の39分には9番の内田啓介選手のトライと

21番の松下彰吾選手のコンバージョン・ゴールで7点を挙げて

39対22として粘りを見せましたがあと一歩及ばず、このままノーサイド。


帝京大学が、大会史上初の4連覇を達成しました。


今シーズンから開催方式が変わり、試合数も全体で2倍に増えた

「全国大学ラグビー選手権大会」で、出場各大学の試合に向けての

コンディション作りの面でもいろいろと試されたことが多かった

第49回大会でしたが、その新方式導入のプレッシャーさえも

感じさせなかった帝京大学の、見事な4連覇だったという感じですよね。


去る1月7日月曜日は「第92回全国高校ラグビー大会」の決勝戦があり、

大阪府の常翔学園高校が17年ぶり5回目の優勝を果たしました。

そして今日1月13日日曜日は「第49回全国大学ラグビー選手権大会」の決勝戦で

帝京大学が4連覇を達成。2013年に入り、一週間で2つのカテゴリーで

日本一のチームが決定しました。


この後は、1月20日日曜日に「第20回全国クラブラグビーフットボール大会」の

決勝戦が、北海道バーバリアンズと六甲ファイティングブルの間で争われ、

クラブチームの日本一が決定。さらに1月27日日曜日には、

「ジャパンラグビートップリーグ2012-2013」のプレーオフトーナメントの

決勝戦が行われ、トップリーグのチャンピオンが決まります。


また、2012-2013シーズンの締め括りとなる「第50回日本ラグビー

フットボール選手権大会」は、2月2日土曜日に開幕し、

2月24日日曜日の決勝戦まで4週連続で開催されます。


少し前にも記事にさせていただきましたが、これから2月いっぱいまで毎週末、

2012-2013の日本国内のラグビーシーズンは、各カテゴリーでの

日本一に向けての戦いが続きます。2月24日日曜日の

「第50回日本ラグビーフットボール選手権大会」の決勝戦まで、

毎週末熱戦を期待して見つめていきましょう。