またまた久しぶりのカパンディです。
いきましょう。
「髄核は椎体面平坦部の中心に位置する.髄核と椎体面平坦部下の海綿質は,多数の小孔(顕微鏡により明らかになるほどの小孔)が出入りしている軟骨によって結合されている.たとえば,立位時のように十分な長軸方向の圧が脊柱に加えられると(図35),図のゼラチン基質内に含まれる水は軟骨の小孔を通じて椎体のほうへと漏出する.髄核の静的圧力は日中一定に維持されている.夕方の髄核の含水量は朝方に比べて減少し,そのため夕方には椎間板は明らかに薄くなる.健常人では,朝夕の椎間板の厚さの違いは2cmにも達する.」
立位なり座位なりで一日過ごしていると
髄核はつぶされていくのはイメージしていましたが
含まれていた水分は椎体に吸収されるんですね。
椎間板の厚さは朝夕で2㎝も変わるんですね。
身長を測る際
朝夕では2㎝の差が出るということです。
「夜,臥床した場合,椎体には重力による長軸方向の圧は加わらず,筋緊張によって生じる圧力のみが加わるようになる.この時には髄核の吸収能が働いて椎体へ漏出した水を髄核へ引き戻すので,椎間板はもとの厚さを取り戻す(図36).したがって,ヒトの身長は夕方より朝のほうが高い.前負荷も朝方により高くなり,脊柱の柔軟性もこの時間帯に大きくなる.」
臥床時の椎間板は重力から解放されるので
朝方は柔軟性を取り戻すと。
それに対して筋緊張は
常に椎間板に圧を加えているということです。
つまり朝方は椎間板の自由度が増す一方で
筋緊張による周囲の組織の制限も増す。
だから朝起きたときに腰を痛めやすい
ということですね。
「髄核の吸水圧はかなり高く,250mmHgにも達する(CHARNLEY).しかし加齢とともに髄核の水吸収能は低下し,同時に前負荷状態も減少する.このため年をとると身長が低くなり,体の柔軟性が低下する.」
髄核はよくスポンジに例えられますが
まさしくですね。
スポンジが劣化すれば水吸収能は低下しますから。
確かに加齢により身長は低くなるし
柔軟性は低下するかもしれないけど
それを嘆いていても仕方ないので
大事なのはその状況でどう動くか
どう身体を使うか
ですよね。
あとこのスポンジの劣化を抑える手段があるとしたら
それは呼吸です。
「HIRscHは,椎間板に一定負荷を加えた時(図37),その厚さの減少が直線的にならないで指数曲線(曲線の最初の部分)を示し,脱水過程が髄核容積と比例することを明らかにした.負荷を取り除くと,椎間板はもとの厚さに戻るが,この時さらに強い指数曲線を呈し,正常に回復するのに一定の時間を要する.負荷を加えてそれを取り除くまでの時間があまりにも短い時には,椎間板がもとの厚さに復するのに時間はかからない.一方で,負荷を加えてそれを取り除くまでにあまりに時間が経過すると(修復のための十分な時間が与えられるとしても),椎間板はもとの厚さには戻らない.この場合は加齢による変化と類似する状態を生ずる.」
単純に長時間寝ずに活動していれば
スポンジの劣化も早く
逆に活動時間が短ければ
スポンジの吸収能は保たれると。
この辺は何となくわかりますね。
ではまた。
