カパンディいきますよ。
「脊柱の彎曲は,それに加わった長軸方向の圧力への抵抗(抗力)を増加させる.工学者は,彎曲した柱の抗力はその彎曲の数の2乗にlを加えたものに比例することを明らかにした(図11).まっすぐな柱(彎曲数=0)を考えると,その抗力は1となるが,彎曲が1つの場合(b)には抗力が2,彎曲が2つの場合(c)には抗力が5となり,3つの柔軟な彎曲を備えた柱ーー腰椎,胸椎,頚椎で彎曲している脊柱一ーではその抗力は10となり,まっすぐな柱の10倍の値を示す.
これらの彎曲は,骨格上で計測されるDELMAs指数(DELMAsIndex)で定量化することができる(図12).これは次の式で求めた比によって表わす.
S,から環椎までの真の脊柱の長さ
S,から環椎までの完全伸展時の脊柱の長さ ×100 」
脊柱は彎曲の数が多いほど重力に対抗できる
ということですね。
まっすぐな脊柱に比べると
頸椎、胸椎、腰椎の三つの彎曲を要する脊柱は
実に10倍もの強度を持ってるんですね。
彎曲がサスペンションになり
衝撃を逃がしているんでしょう。
「正常彎曲の脊柱(a)はふつう94~96の範囲になり,平均95の値を示す.過剰彎曲の脊柱(b)は,真の脊柱の長さとその完全伸展時の長さの差が著明で,DELMAs指数は94より小さい.反対に,彎曲の小さいほとんどまっすぐな脊柱はDELMAs指数が96より大きくなる.
DELMAsは,脊柱彎曲の解剖学的分類と機能的意義を対応させ'過剰彎曲の脊柱は動的な型に,また彎曲の小さな脊柱は静的な型に対応することを示した.」
脊柱の彎曲が大きければ
動的で自由度は高くなる半面
安定性に欠け
反対に彎曲が小さくなれば
静的で安定性は増すものの
自由度は低くなる。
やはりニュートラルが
あらゆる局面に適応しやすいんですね。
ただ一般的な脊柱のアライメントの崩れを見てると
脊柱全体で彎曲が大きかったり小さかったりするよりも
例えば胸椎の後彎が過剰で頸椎の前彎が少ないとか
腰椎の前彎が過剰でフラットバックだったりとか
どこかの過剰を別の部位の平坦で
帳尻を合わせていることが多いですよね。
多分
動的と静的で役割分担しちゃうんでしょう。
それでバランスをとってるつもりが
どっちかないしはどちらもが壊れちゃうという・・・
でも動と静で分けるとわかりやすいですね。
ではまた。
