＊ 二 人 の 答 え ＊

じゃあ、帰ろうかってゆう彼。


帰ってしまうと、あたしたちは終わってしまう。


頑張れよ
みんなの期待にこたえられるように。


そういう彼は、優しい目をしてたけど、
どこか切なくて。



バイバイ、またね
ってゆう彼は、笑ってるけど、
笑ってなくて。















諦めようと思った。


でも、諦めきれなかった。



『次に別れ話が出たら、きっぱり別れよう』
って思ってても、やっぱり離れたくなかった。




そして何より、
ここまで自分のことを想ってくれる人も
いないんじゃないかって。



あたしがやりたいことをできるように
彼が離れていくなんて、
自分のことよりも、あたしを優先してくれた。






結婚って、正直二人だけの問題じゃない。

お互いの家の問題。


だから、１００％彼と結婚できるか分からん。



それでも、あたしは彼といたい。

離れてほしくない。











そのまま、
ありのまま、
顔ぐちゃぐちゃになりながら、
気持ちを伝えた。















受け入れてくれた。





お前はホンマに俺でかまんの？
理想には当てはまらんし、
やりたいことさせてやれんので？
少しでも迷いがあるなら、ホンマに最後やで？
後戻りはできんので？



あたしは、うんとしか言えなかった。




彼に強く抱きしめられたとき、
優しくキスされたとき、
自然と涙が流れた。


彼の背中があたたかくて。


何まだ泣っきょんやって笑う彼が
とても、とても
愛しく思った。










腹立つこともあるし、
うっとおしいと思うこともある。

喧嘩するたび、もうえっかって思うことも。



それでも、
いっぱい喧嘩しながら
いっぱい呆れられながら

ずっと離さずに、近くにいてくれた。



いっぱい笑ってこれた。






だから、きっと、大丈夫。





きっと、一緒に歩いていける。








彼がゆうように、贅沢しなきゃ
やっていける。



ひとりで頑張らなくても、
二人ならきっと、どうにかなるよね。





彼がそばにいてくれるなら、
あたしは頑張れるよ。











うまく言えないかもしれん。

また課長に丸め込まれるかもしれん。

でも次こそ、ちゃんと断る。

もったいない気もするけど←




仕事と彼
どっちかしか選べないなら、
あたしは彼を選びたい。




正直、まだ迷いがないことはないけど(笑)










この答えが、
正しいかどうかは分かりません。

きっと、正しかったかどうかが分かるのは
まだまだ先やと思う。


でも、正しいと信じたい。
























今となっては、彼氏に物申したいところたくさんあるんですが







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