突然ですが、私は精神科に通院しています。 


統合失調症という診断名をもらっていて、向精神薬も服用しているのですが、コレを出来るだけ減らしていきたいという旨を主治医には伝えています。今までに医師との協力関係のもとに、少しずつ減薬してきたのですが、今日の診察で、今の時期にまた薬を少し減らせないか相談したのですが、あと一年くらいして、その時に十分に病状が安定していたらという答えでした。


以前向精神薬を、徐々に減薬するのではなく、一度に止めてしまった(断薬した)ことがあり、その後最初は調子が良かったのですが、しばらくしてから急激に今までなかったような症状が出てきてしまったという経緯があります。


知り合いに色々と物知りの人がいて、精神薬を止める場合は少しずつ容量を減らして数年かけてやらなければ危険だと教わっていて、それを守っていたのですが、そんな時期に病院側の都合で主治医が交代することになり、新しい主治医から「それなら試しに全部止めてみるか」と聞かれ「はい」と応えてしまったのでした。


その後止めてしばらくしてから、かなり神経が過敏になってしまい、日常生活を送るのも大変になってしまったのですが、そんな状態で丸6年間は精神科(と向精神薬)との関わりを完全に断って過ごしました。幸い入院しなければならない程の不調ではありませんでした。


しかし精神的にはかなり大変だったので、その後また精神科の門を叩き、向精神薬を処方してもらうことを選びました。しかしどちらかといえば、薬物療法目当てではなく精神療法を求めてのことでした。


あの時少しずつ慎重に時間をかけて減薬することを選んでいたら、その後は大分違っていただろうな、ということは今でも時々思います。というわけで、今回はお薬から離れるやり方については、自分自身かなり慎重になっています。


向精神薬を実際に患者として服薬してみた実感としては、プラスの面とマイナスの面があるということです。勿論プラスの面とは、症状の緩和であり情緒の安定なのですが、マイナスの面もまた、精神的な不調に関することなのです。6年間のお薬のブランクがあったから感覚的にわかるのですが、何とも原因のわからない説明の難しい苦しさを感じる時間がほぼ毎日あり、それはお薬を飲まなかったブランクの期間にはなかったものなのです。しかしブランクの前の服用期間、ブランクの後の服用期間には、その症状(副作用?)が出ています。また、向精神薬のおかげでそこまで実感として精神的に楽になっているかといえば、服用している本人としては「?」というところです。


そういうわけで、実は今の時点でも向精神薬の量は精神科の患者としては少ない方なのですが、精神科のお薬にはあまり頼らずに、補完的な治療法をたくさん組み合わせてこの難しい病気に対処しよう、そして病態を安定させて、お薬からの安全な離脱を目指そう、という方針で色々なものを試している最中です。


それらのことはまた今後機会があれば、書いてみようかなと思っています。