
たとえば私が恋を 恋をするなら
四つのお願い聞いて 聞いて欲しいの
ひとつ優しく愛して
ふたつわがまま言わせて
みっつさみしくさせないで
よっつ誰にも秘密にしてね
四つのお願い聞いて聞いてくれたら
あなたに私は夢中 恋をしちゃうわ
それかれあなたが恋を 恋をするなら
四つのお願い聞いて聞いてほしいの
ひとつやさしくキスして
ふたつこっそり教えて
みっつあなたの好きなこと
よっつそのあとわたしにしてね
四つのお願い聞いて 聞いてくれたら
あなたに私は夢中 恋をしちゃうわ
ひとつやさしくいつまでも
ふたつふたりはしあわせ
みっついつしか結ばれて
よっつあなたとわたしはひとつ
四つのお願い聞いて聞いてくれたら
あなたに私は夢中 恋をしちゃうわ
真夏の炎天下の下を君は携帯片手に
とぼとぼ歩いていましたね。
「娘んち行くんだよ、よっつのおねがい、そのいち」
短いメールだった。
きみに、もうひとり娘がいたのか、と、
ぼくは、切なくなりました。
「私は愛するにあたいしない。死なないでまたキスしようね」
夜中に貰った最後のメール、
おやすみなさいの、かわりだった。
そうなんだよ、あのとき、
ちゃんと話していてくれさえしてくれたら、
ぼくは君をちゃんと君として分かってあげられた。
世は凶暴に狂ひゆき
我魂は和(なだ)めんに止めがたし
電光は言葉もて止めがたし
邪悪は論理もて矯(た)めがたし
オマール・カイヤム