私は初めての土地に行った時にはできるだけ歩いて距離感や方向感覚を身に付けることにしている。

私の出身は京都なので都市は条坊制で形成されているため道が

碁盤の目になっていることはみなさんもご存知 また小京都と言われる土地も基本同じ構造です。これは日本が長安の都を基本につくった都市の形です (中国では里坊制)

蘇州の旧市街も全くその通りで基本の道を把握すると大抵の所には行けてしまうのです。

頭の中にはそのようにインプットされているので・・・・・

 

大連はロシア 日本 中国 がミックスされた文化都市なのですが

都市の基本はロシアが作ったもの ですから広場を中心に放射状に伸びる街が形成されています。

当然、その結果建物も真四角では無く 鋭角の角度がついています。また広場と広場をつなぐ道もありそうなると京都で覚えた方向感覚では追いつきません。京都北山で鍛えた方向感覚は役に立たない。それに坂が多い それで坂の上の雲?神戸の街を思い出す。

 

オロス街 ロシア建築

 

今年の冬に来た時に これから住む街だから道を覚えなくてはと思い大連駅から歩いてみようと思い 中山路から長江路を歩いて見ると友好広場中心に水晶球という大きなモニュメントが有るのですが中山路から真正面に見えるそれは理解できました。  今度

普照街でそれを右手に見た記憶があるのですが しばらく行くと

今度は友好路に行ってもまたそのモニュメントがまたまた右手に見える!? 何処へ行っても水晶球が右手に見える。

此処はラビリンスだ   頭の中の条坊制が私をかく乱したのです

 

中山広場から友好広場を臨む   水晶球

 

おとぎの不思議の国のアリスを思い出しました。

どうして どうして 何故いつも水晶球は右手に見える。

今でこそ地図を見るとなーるほどと理解できましたが、そのときは

狐につままれた気持ちでした。

 

冬の友好広場

 

ちなみに私の最も好きな広場は中山広場 大連中山区の中心部で大きなロータリーを取り囲むように 歴史建築群がぐるーっと取り囲みそれこそ異次元にきたみたでお気に入りの場所です。

逆に道に迷ったら広場の中心部の目印を目当てに帰れます。

 

 

中山区には中山広場 友好広場 三八広場 二七広場 港湾広場 民主広場 華楽広場  などがあります。

 

参考に放射状に広がる道は一方通行が多いのでバスで同じ名前のでも位置が違う  中山広場のバス停は放射状に多数存在

ご注意を!