2019年12月毎日ワンズより発刊
毎日ワンズからは、これより先に同じく「世界最終戦争」が単行本として発刊されているのだが、これには更に
・付章―「世界最終戦論」に関する質疑回答
・石原将軍の臨終(大川周明)
が追加されている。
『付章―「世界最終戦論」に関する質疑回答』で、既に発刊されていた「世界最終戦争」に対して読者から寄せられた質問状に対しての回答内容が追加されたので、理解し易くなるのではないかと思う。
さらに、石原莞爾の臨終間際まで会話をしていた大川周明の手記が巻末に添えられている。お二人は旧制荘内中学校に在籍されていた人(石原は在籍、大川は卒業)であり、私の出身高校の先輩でもあるのだ。大川周明が石原莞爾より三歳歳上で、在籍時代校内で面識があったかは不明。
石原と大川のことについては、書籍で同時に登場することはないと思われる。こうして大川の石原に対する手記が残っていることは貴重なことと思われる。