子供の体力 | 極真・柴田の「言いたいことは言う、ブログ!」

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でも、気を使って言いたいことなんか言ってませんけど…

 最近は、あまり朝礼を行わないように聞いたことがある。行ったとしても体育館や教室での放送朝礼だったりするそうだ。
 我々が子どもの頃は毎週月曜日の朝は決まってグランドでの朝礼から始まった。すると決まって何名かの友達が気分を悪くして倒れてしまう。クラスの委員や先生が彼らを木陰に移動する。それを見て「よし、次は俺が倒れてやる。そして、木陰で休むぞ!」と意気込んでみるのだがいっこうに倒れない。私はとっても元気だったのだろう。

 子ども達を立たせたままで話をするとほんの数分なのだがじっと立っていられる子はほとんどいない。足を交差させたり、背伸びをしたり、とにかく立つことそのものが出来ない。この事は朝礼の件とは関係ないだろうか?又、最近の朝礼のあり方が体力のある子どもの力まで奪ってはいないだろうか?

 人は自分の能力より少し難しい位の課題に取り組んでこそ成長するはずだ。弱者にとって住みやすい町を作ることは素晴らしいことである。しかし、行き過ぎると伸びる可能性のある芽を摘むことになりはしないか?強くなれる子ども達までもが、弱くなってはしまわないだろうか?
 次代を担う多くの子ども達が体を鍛え、充分な心の教育を受け、そして心身共に成長すれば、弱い人々に手をさしのべる事の出来る本当に強い人間になれるはずである。