T34、足音の話 | 映画鑑賞備忘録

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T-34、わあああ!?と思った完全版のシーン、大佐部屋で通訳ちゃんが事後を装い寝たふりをしているのに気づいた大佐の部下さんが、忍び足でそーっと歩くところ。上司の部屋に女性がいるのに気づいたからそーっと歩いただけと言えば
それだけの話かもしれないけど、 
誰かが寝ている、と気づいたとき起こさないように当たり前に忍び足でそっと足音をたてないように歩く、それはなかなか出来ないことでは?と思って、 
ロシアの囚人の「消耗品」なら、かつかつと靴をならして歩き、咳払いのひとつでもして、扉を気持ち強く閉めるとか、なんかそういう扱いをするのではと思っていて、 

寝ているひとがいることに気づいたら当たり前に静かに歩く、のを独のあのひとがやっていることにびっくりして、 
びっくりした自分がなんかもう。 
もう重ね重ねすみません。ごめん。 
鬼でも悪魔でもなく、人間なんだ。 

あ、寝てる! 
起こさないようにしよ! 
を普通にやる人間なんだ、と思ったらもう、もうなんというか!!!!! 
鬼でも悪魔でもないんだこのひとは。このひとたちは。鬼みたいなことしてるとしても。 
寝ている人間がそばにいるとき、忍び足でそっと部屋を出る普通さ、善良さ?がある、とそこで思って、もう、なんか色々ごめん!!! 
さっさと起きろ売女!!!とかしない! 
あのひとはそんなことしなかった!!! 
するもんだと決めつけてた!!!!!! 
ごめん!!!!! 

上司の部屋であきらかに事後と思われる女性を見つけたらそうするだろ普通、と言われてしまえばそれまでだけど。 

そうだ人間なんだ、みんな。 
となぜかあのシーンで気づいた。 
※最初から全員人間