ケチに見えるかもしれない節約

 

 

 

 

私は大学時代、一人暮らしをしていた。

 

当時は、自分で生活費を賄っており、

稼げなくなっても当分は生活できるよう

貯金に力を入れたいという思いがあった。

 

友達もいなければ、趣味もない私にとって、

1番お金がかかるものといえば、

生活費であった。

 

特に真夏や真冬の

エアコンを使う時期になると、

請求額が跳ね上がり、

1万円を請求されたときは

大変驚かされたものだった。

 

そして思いついた。

このエアコン代を

抑えることができれば

大幅な節約になるのでは?と。

 

そこで実践したのが

暖房を使わずに

いつまで耐えられるかというゲームである。

 

冷房に比べ、暖房は電気の消費量が多く、

また、熱中症などの

使わないことによる

健康上のリスクがないので、

暖房に着目した。

 

そして、私の生活は一変した。

それまでは授業が終われば

直帰していたのだが、

暖房がついている

図書館に行くようにした。

 

夜7時まで暖かい図書館で

課題を片づけたり、

テストに備えたりして、

帰ってからは寝るまでの間、

ひたすら寒さと闘うのである。

 

体を温めるため、

日課の筋トレはもちろん、

食事や入浴にも気を使った。

 

寒い部屋の中では、

入浴前より後の方が

寒く感じたため、

いつもより遅い時間に入るようにした。

 

また、食事後は代謝が上がり、

体が温まるので、

こちらも時間を遅らせた。

 

ここで、寝る直前の

入浴や食事は

眠りを浅くするということを

身をもって思い知ったのも

今では良い思い出である。

 

ちなみに私は暖房なしの生活を

1月の初週まで耐えられた。

それ以降は、耐えきれず

夜7時以降に暖房を使うようになったのだが…。

 

私が住んでいた地域は寒く、

11月半ばにはもう

暖房を使っている人もいた。

そんな中で、夜7時まで図書館で過ごすという

節約は効果てきめんであった。

 

毎月の電気代が

前年より2000円以上安くなった。

前年と比べて

少なくとも1万円は節約できたと思われる。

 

図書館ボッチ生活は

節約にも勉強にもなる

おいしい時間であった。

 

以上が私のケチな節約である。

さすがにいらっしゃらないとは思うが、

真似される時は注意していただきたい。

 

寒い家で過ごした後、

暖かい部屋へ入ると、

自律神経を乱されてしまうことがある。

 

私はアルバイトで

これを体験し、1日中フラフラであった。

 

予定を控えているときは、

自分の体質と相談してから

調整していただきたい。

 

私はそろそろ、

会社負担の寮から

社員負担のアパートへ引っ越す。

 

今年の夏も暑いことだし、

今度は19時まで

冷房を我慢して

かの青春を思い出すとするか。

 

 

 

 

 

 

 

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