石道寺のお堂を出ると「鶏足寺まで400m」という看板が脇の道に立っていた。
「鶏足寺」は湖北随一の秋の紅葉のメッカ。写真で見てもすげ〜って思う程。

鶏足寺の十一面観音も見たかったので、そちらに歩いて行く事に。

まるおは、駐車場まで戻って車でいこ!というが、歩いて行く方がはやいてーと、強引に歩き出した私たち。
暑い〜あせると、ぶつぶついいながら、鶏足寺の階段の下に到着。
楽に紅葉の素晴らしさが想像できるほどの、緑のもみじが並んでいたラブ

あ!

と、思い出した。
鶏足寺の十一面観音は、ここにはなく、「己高閣、世代閣」という場所に保存されていたことをビックリマーク

遊歩道の看板に「己高閣、世代閣 800m」と、書いてあった。

ごめーん
あたしが行きたかったのは、己高閣やねん。もうちょい、あるこー!

と、いうと、まるおが
あほかいな、無理やてもう。
歩いて行っても、帰り駐車場までまためちゃ歩くんやで。

方向感がまったく無い私汗
地図を見たら、全くその通りだった。
こういう人が遭難するのよねぼけー

もどろーもどろーDASH!

そして、車で向かいました。

{DF790A53-A025-4B02-86F2-10AC6A3F195D}

己高閣

ここには己高山諸寺に祀られていた諸仏が保存されています。
滋賀県下では初めて国庫の補助を受け建設された文化財収納庫です。

駐車場に車をとめて受付で拝観料500円を払うと、世話役の方がついてくださって、庫内を詳しく説明してくださいました。

{8BA49DC4-92DB-407B-9B63-A500F52AA796}
(パンフレットより)

蔵の中に入れていただくと、わー〜と叫ぶ程の仏像が整然と並べられていた。
お市の方が描いた屏風や、仏教絵画なども展示されていて、まさしく宝庫だった。

己高閣の裏に世代閣という収蔵庫がもうひとつたっていて、そちらにも薬師如来、十二神将、魚藍観音など奈良、平安時代の寺宝が並んでいた。
私が見たかった魚藍観音も見れてよかった。
世代閣は、村人の浄財で建てられたそうな。びっくり!
仏様のお世話だけでなく、お金も出し合って守ってらっしゃるとは!

もう、腹一杯みさせていただいたあと、サービスですよと、世話役の方が、隣の与志漏神社の境内にある、薬師堂と、大日堂も案内してくださった。

薬師堂も大日堂も、本当に古いお堂だけど、中を覗いてビックリ!
すごい立派な薬師如来や大日如来が鎮座されているのであーるポーン
最後の最後にたまげた。
大日堂は近年、如来様の台座部分を耐震工事を施されたらしい。
近代技術も取り入れ、仏様を大事にしてらっしゃる。厚い信仰心。
翌日のお盆の行事の為の大きな仏花や、供物を村の方々が準備してらっしゃいました。

奥琵琶湖観音めぐり、ここで終了〜!
己高閣、世代閣は最後に回してよかった。
世話役の方のお話もたっぷり、仏像もたっぷりで、一時間くらいあっと言う間に過ぎた。
最後のグランドフィナーレ!
花火大会のド派手な最後のスターマイン!て、感じの「己高閣、世代閣」。

ぜひぜひ、みなさん行ってください。
クラクラきます(笑)

湖北の観音様のお寺は60もあるそうです。
そのうちの5箇所だけ、今回拝見できました。
あと55!まだまだ見たいのありますおねがい
楽しみです。

おしまい。

長々と、ご静聴ありがとうございました(笑)
{748C489F-851C-4AEE-9310-297A34780DA7}

お昼は、びわこ食堂の「とり野菜鍋」です。
白菜と鶏肉を特製味噌だれで煮込んだ鍋で一人前700円くらいおねがい
↑で2人前。すごい白菜の量ですが、食べられてしまいます。
湖北地方は冬、雪深い所なんで、昔からこういうシンプルな料理が重宝されたのかも。
美味しかったですラブ

満腹の腹をかかえ、つっぎ〜!
石道寺へ。

{65D8B3F8-DCAD-4BC7-B2F6-39E056C181E1}

石が積まれたサツキの生垣の上にお堂があります。

{72BC942D-18FC-48BF-9174-BCFDE593CC66}

(パンフレットより)
こちらの十一面観音さまはふっくらして、耳飾りや冠やら、光背もきらびやかで、ゴージャスでした。
こちらのお寺も住職さんはいらっしゃらなくて、村の方が当番でお世話されてるとのことでした。

つづく〜爆笑
つっぎ〜〜!渡岸寺(どうがんじ)観音堂

{8AAE2967-C437-426B-BEE8-55E09EF1B054}

こちらは国宝十一面観音
{DE87E12F-5E71-43DC-89DD-AA234F7FB712}
(パンフレットより)

本堂のよこにお堂が廊下で繋がっていて、その廊下には、皇太子陛下や、李登輝氏が拝覧に来られた写真が飾ってあった。
なんか、すごいとこにきてしまった!て、感じだった。
お堂は扉が二重になっていて、自動ドアが開くと、二メートル近い見目麗しい十一面観音が立ってらっしゃいました。
少し腰をひねった動きがある姿勢で、ウエストはくびれて肉感的で、仏像というより美術品のような感じを受けました。
美しすぎる。
観音様をぐるっと回れる配置になっていて後ろ姿も美しかったです。ためいき。
土の中に埋まっても、こんなに美しく残っているなんて。 
(こればかりあせる)
1200年以上つづく、村人の深い信仰に頭が下がる思いです。

世話役の方のお話も大変興味深かったです。

つづく〜照れ
つぎはお昼だよ(笑)