超加工食品を摂取し続けていると、
老化を早める可能性があるという研究結果が、
2020年にヨーロッパで発表されました。
その研究によると、
超加工食品を一日3食以上食べると、
生物学的年齢を示す染色体構造の一部、
テロメアが短くなり、
慢性疾患のリスクが高くなるということです。
テロメアには、染色体を保護して、
DNAを安定させる働きがあり、
加齢に伴い、
細胞分裂によって短くなります。
加齢だけでなく、血液の質を弱める
偽のうま味を生み出す味の素を始めとした化学調味料や
様々な食品添加物が使われた加工食品の摂取でも
テロメアは短くなり、身体の老化に拍車をかけます。
今までの研究では、
糖分の摂りすぎや肉、肉加工品の摂取と
テロメアが短くなる関連が指摘されていたのですが、
テロメアと加工食品摂取の関連性については
初めてということです。
また、他の研究結果として、
超加工食品を日常的に摂取している被験者は、
間食が多く、飽和脂肪酸やナトリウム、
コレステロールを多く摂取している傾向にあることから、
超加工食品の摂取がうつ病や高血圧、
肥満などの健康問題と関連していることも
明らかになりました。
ジャンクフードや糖分が多い清涼飲料水、
コンビニ食、冷凍食品、インスタント食品など。
手軽だと食べ続けていると、
気が付いた時には身体の老化や様々な健康問題に
悩まされることになるかもしれません。