口臭・体臭は口内炎、歯槽膿漏、胃腸の弱い人に多く見られます。改善するには、動物性食品や化学調味料、食品添加物等を極力避け、私がすすめる玄米菜食を取り入れることです。また、インスタント食品やスナック菓子、化学的に作られたペットボトル飲料はできるだけ摂らないようにすること、毎食に梅干や海藻の味噌汁を摂るよう心がけましょう。


 口臭・体臭がある人は、自分の健康状態をチェックしてみる必要があります。左右の体温をそれぞれ水銀体温計で測ってみてください。右の方が少しでも高い場合は、身体に何らかの問題が起こっていると考えていいです。

とくにガンの人は低体温ぎみで、右の脇の方がかなり高くなっているようです。以前私が食事指導した胃ガン患者の体温は、左が36,0℃で右が36,8℃とかなりの差がありました。


 太古の昔、海から進化してきた人間の身体には、現在も太古の海と同じ弱アルカリ(7.3±0.03)の血液・体液が体内で循環されています。ですから、人間に合った食生活で血液・体液を弱アルカリに保たなければなりません。しかし、現代は化学的に作られた食品、ホルモンや抗生物質など異常な飼育法で育てられた卵や家畜などをあまりにも多く摂る傾向にあるために病が増え続けているのです。


 動物性食品は人間の体内では有効に使われておりません。自然なものであっても食べるのは少量に抑えることをおすすめします。精をつけようと病人に肉や卵、魚介類、牛乳を与えるのは誤りで、逆に血液を汚し、弱アルカリ性の血液・体液を保つことができなくなり、病気はさらに悪化してしまいます。