高血圧は、食生活によって血管がかたくなったり、内部が目詰まりを起こしたりしているために発症しています。


  

 

これを薬で血圧を下げて対処するだけでは完治に至らず、そのうち薬の副作用で別な問題が起きるかもしれません。身体が血圧を上げなければいけない状態になっているのですから、まず元の原因である食生活を改善しない限りは効果が期待できません。高血圧を放っておくと、頭痛や耳鳴り、脳梗塞、脳溢血、心筋不全など様々な問題が起きることもあるので注意が必要です。




高血圧の改善には、肉類、脂っぽい魚、乳製品などのコレステロールを多く含む食品や砂糖、精製塩、味の素を始めとした化学調味料・食品添加物、油脂類(動物性油脂)を極力控え、私がすすめる玄米菜食 を中心とした食事をとるよう心がけます。


 


精製塩を摂ると身体から塩分が出づらくなるので、昔ながらの製法で作られている海水塩を選んで摂るようにします。また、酸化防止剤を使用していない植物性油脂は、血管内にこびりついているコレステロールのかすを取り除く作用があるので、たまに野菜炒めや天ぷらで少量摂るのもいいと思います。植物性油脂については、縄文の昔から食されているごま油(太白ごま油がおすすめ)が理想的です。ただし、一度火を通したり、使いまわしの古くなった油は大変酸化しやすく、身体に負担をかけるためなるべく新鮮なものを使いましょう。