無為自然

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ゆいぽん視点

 

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守「ねぇゆうか、今日から毎日牛乳飲んで」

菅「えっ!…別にいいけど…どうして?」

守「あと睡眠は最低8時間はとること、あと寝る前のストレッチもね。」

菅「待って待って、急にどうしたの?」

守「そうしないと、ゆうかが大きくならないじゃん!!!」

小「いや、なんでだよ!」

 

 

謎の会話展開に突っ込まずにはいられなかった。

 

 

 

小「なんであかねんは、ゆっかーに大きくなってほしいの?」

守「だって…、カップルの理想の身長差って15cmらしいってネットの記事で見て…」

小「いやいや、だからってもうこの年になって身長なんて伸びな…」

菅「分かった!」

小「えっ?」

菅「身長伸ばせる手術とかないか、探してみるね!!」

小「いや、前澤社長並みの行動力!!」

 

 

このままでは収拾がつく中なるのでいったん二人を冷静にさせ、話を聞くことにした。

 

 

小「で、あかねんはゆっかーとの身長差を15cmにしたくて、ゆうかを大きくしたいのね。」

守「私がこっから小さくなるのは無理だしね」

小「でもそれだとゆっかーが180cmのバレーボール選手並みの体型になっちゃうよ」

菅「私はあかねのためなら、全然大丈夫だよ!!」

小「周りの私たちが困るんだよ…」

守「はぁ…やっぱ無理かぁ、そういえばゆいぽんのところは?ひかるちゃんが小さいからいい感じなんじゃない?」

小「えっ!確かにそう言われれば…」

 

 

私が161cmで恋人の森田ひかるは150cm。

15cmとまでは言わないが、目に見えて身長差があるペアだ。

 

 

小「でも身長差ってそんなに大事?別にあかねん達みたいに同じ身長でも悪いことはないんじゃない?」

守「ゆいぽん、それは身長差があることに慣れてるからだよ。」

  「よく考えてみて?身長が違うからこそあるメリットもあるんだよ!例えば…ゴニョゴニョ」

小「……!? なるほど…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜、小林宅にて

 

 

 

森「ごちそうさまです!やっぱゆいさんのご飯おいしくて最高です!」

小「ふふっ、ありがとう!また作るね!」

森「ありがとうございます!後片付けは私がやるので、ゆいさんは休んでください!」

 

 

そう言うとひかるは、食器をトコトコとキッチンへ運んで行った。

お互い明日休みなので、今日はひかるが私の家でお泊りすることに。

久々にひかると二人っきりで過ごせる今日が待ち遠しかった。

今夜は可愛い彼女に存分に癒されよう。

 

 

 

小「(のど乾いたな…、なんか冷蔵庫にあったっけ?)」

 

 

食後のティータイムでもしようかと、私はキッチンに席を立った。

そこでは丁度ひかるが皿洗いをしている。

小柄な後ろ姿はこの世のものとは思えない可愛さだ。

愛しい彼女の姿を見ていると、今日の昼間のあかねんとの会話をふと思い出す。

 

 

小「(身長差があるメリットね~ふふっ、私も実践してやるか(ニヤニヤ))」

 

 

 

私は冷蔵庫を通り越し、ひかるの真後ろに立った。

丁度皿洗いがひと段落したのを見計らって

そのままひかるを優しく包み込むように後ろから抱きしめた。

 

 

 

森「ふぇぇぇ!?ど、どうしたんですか、ゆいさん!?」

小「う~ん、確かにこの抱き心地、たまらない!」

 

 

 

☆身長差カップルのメリットその1:彼女のすべてを包み込むハグができる

 

 

 

森「ゆいさん、急にそんなことしちゃびっくりしちゃいますよ!」

小「ひかるが可愛すぎて思わず笑」

森「///、もう可愛くなんてないです///」

小「ふふ照れてる~」

 

 

 

顔を真っ赤にして首を横に振るひかるが愛おしい。

もう今の私に理性なんてものは効かなくなってしまっている。

今日はこのまま存分にひかるを味合わせてもらおう。

 

 

 

小「ねぇ、ひかる?こっち向いてよ。」

森「えっ!…はい、分かりました」

 

 

 

私の腕の中でひかるはくるんと体を翻した。

 

 

 

小「(!?こ、これは…)」

 

 

 

☆身長差カップルのメリットその2:彼女のとびっきり可愛い上目遣いを堪能できる

 

 

 

小「(なんだこれは、可愛すぎる!あぁ理性ぶっ飛びそう…)」

 

 

パッチリとした目が恥じらいの色を見せながらこちらを見つめてくる。

彼女としての愛おしさと小動物のようなか弱さを兼ね備えたひかるは

思わず守ってあげたくなるフェミニンな魅力がある。

 

 

兎にも角にもなんという絶景だろう。

これを味わえるのはこの世界で自分だけなのだと思うと、

誰にも渡すものかと独占欲が出てしまう。

もしかしたら私の本性って束縛タイプなのかな?

 

 

やっぱあかねんが言ってたことは正しかった。

普段からこういう状況に慣れていたせいで、あまりありがたみを感じていなかったが

背の低い彼女ができたことを誇りに思う。

常々身長伸ばしたいと言っているひかるには申し訳ないけどね笑。

 

 

 

さてここまで来たら、最後の特権も使わせてもらおう。

 

 

 

 

小「ひかる、ホント可愛いね。」

森「うぅ…ゆいさん、近いです…。恥ずかしい…。」

 

 

 

恥ずかしさに耐えきれずひかるは少し顔を逸らした。

 

 

 

小「ダメだよひかる、もっとそのかわいい顔見せて?」

森「もう、やめてください、恥ずかしくて死にそう///」

小「はぁ、もうしょうがないなぁ」

 

 

 

そうつぶやくと、私はそのままひかるに顔を近づけた。

 

 

チュッ

 

 

森「!?……はぅ……///」

 

 

ごめんねひかる、今日の私はもう止められないかも。

私たちにしかできない、愛の育み方で…。

 

 

 

☆身長差カップルのメリットその3:無理なく気持ち良いキスができる

 

 

 

おわり