「テトロドトキシン」というとフグの毒で有名なので
ご存じの方も多いと思います。
フグやサンゴの仲間のイワスナギンチャクなど
生物が持つ猛毒物質で
世界で初めて人工合成の成功を収めたのが
岸義人氏とのことです。が、残念なことに
今月9日亡くなられたという記事を読みました。
調べてみてわかったことですが、
人工合成を完了させたいくつもの物質は
現代的な合成技術を持ってしても
化学合成が極めて難しいものばかりなのだそうです。
その卓越した合成技術を応用し、
乳がん治療薬も日本の製薬会社と
共同開発されたそうです。
こういった偉業からノーベル賞の候補と
注目されていた方だったとのことです。
心よりご冥福をお祈りいたします。