元気の象徴である子どもにも、
がんは容赦なく襲いかかります。
15歳未満の子どもがなる小児がんは
年間2000人~2500人が新たに発症しているそうです。
治療の進歩で生存率がどんどん向上していることは
喜ばしいことですが治療の上でなくてはならない
抗がん剤や放射線治療の影響で起こる
晩期合併症についての対策は確立されていないそうです。
そこで国立成育医療研究センター(東京)は
今年度にも全国の小児がん患者情報を集め
データベースの構築を始めるとのことです。
このデータベース事業は国内の大学病院、
小児専門病院など小児がんを診療する約150施設が参加し、
各病院で同意を得た患者の情報を登録するシステムです。
がんの種類、治療記録、経過観察などを入力し続けます。
登録した患者や家族はIDなどによる本人認証で閲覧できるそうです。
そして将来的には匿名化したデータを研究者に提供し、
合併症の適切な治療に役立てるそうです。
とても素晴らしい事業だと思いました。