蛍獲て 少年の指 緑なり
                山口誓子



    

​今日テレビを見ていたら
ちょうど蛍の話をしていて
よくそうゆう時にイメージとして
小さい子が蛍を捕まえている
絵でそれを見て
上の句を思い出しました。
この俳句の意味は、
蛍を取った少年の指が
光に照らされ緑色になっている
という光景を詠んだ俳句です。
この俳句には当時の
この時期の日常が詠まれていて
当時はきっと水辺には
たくさんの蛍がいてその周りには
人が集まっていただろうし
子供達はきっと好奇心旺盛に
蛍を捕まえようとしただろうし
そんな当時の日常が詠まれていて
とても微笑ましい
光景だったんだなと感じます。
その上で蛍を捕まえたのか
指に止まらせたのか
どちらとも取れるようになっていて
どちらとしてもなかなかに
幻想的な光景だったことが
この俳句には表現されていて
私も見てみたいなと感じました。