福井へ向かう第4のルート、開通。 | 酋長のひとりごと

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ようやく歴代のブログを1本にまとめました。最初からお楽しみ下さい。

2021年4月より、「夏男のひとりごと」に名前が変わりました。が、「それではつまらん」と外部からのご指摘を先程受けまして、戻します。てへっ☆

地元ニュースでは報じられてきましたが、岐阜県から福井県を結ぶ

ちゃんとした国道417号線「冠山峠道路」が完成しまして、

滋賀県から福井県の池田や永平寺方面へのドライブコースとして

あるいは大雪の時に敦賀~鯖江が不通になった時の迂回路として

結構助かる通年営業のルートとなります。

 

娘が福井県内に居住していますし、実際去年の冬は

国道8号線、476号線木の芽峠、365号線栃の木峠の3ルートが

(そして北陸自動車道も)全て通行止めになっていましたし。

 

ということで、冬に入る前に、ルートを確認だ!

 

 

10時過ぎに彦根を出発、

今回は木ノ本から国道303号線八草峠を越えて

横山ダムの近くで417号線と合流しました。

(303号線は冬季の通行が怪しいですが)

ここから藤橋城までの道のりは一部を除き比較的古い道路なので

けっこうつづら折りのカーブが連続します。

 

 

かつてここに城があったという事実はないがバブル期に建てられた、

経緯にワクワクしてしまう藤橋城ですが

ここが徳山ダム建設に伴う国道付け替えの分岐点となります。

ちょっと探すとありました。これが旧国道でしょう。

国道は徳山バイパスとなってダムを越えるために高度を上げ

橋梁とトンネルの連続する広い道となります。

 

手前側に旧道が徳山ダムの直下まで続いているようですが

探検は今日は止めておきましょう。

 

 

徳山のダムサイト、完成を記念しまたダムの底に沈んだ集落をしのぶ

徳山会館を横目に見ながら、徳山バイパスは続きます。

徳山会館以外にも集落を望む展望台があったりして

ダムができる前は、この湖底にどんな生活があったんでしょう。

 

 

徳山バイパス終点、そしてここから今回新規開通しました。

冠山峠バイパスとなります。

トンネルに吸い込まれるのがバイパス、その左側

警備員さんが立っているのが旧道の林道冠山線です。

夏前にいちど来ましたが、林道はやはり通行止めでした。

 

 

徳山バイパスの終点には案内板があり、実はここまでの道すがら

橋やトンネルに名前の表示がされていましたが

みんな名前が面白いんですよ。

どうやら旧徳山村の地名、伝承などにちなんだ命名だそうですが

徳山会館の建設運営、またこのように旧徳山村のことを地名に残すなど

ダムの底に消えて行った村のことを

できるだけ後世に残そうとする取り組みがなされているようです。

 

 

塚宮ケ原トンネル、冠山トンネルを合わせて僅か10分ほどで通過、

林道経由の時とは全然違う時間で、苦もなく福井県です。

アホみたいな感想ですが、いやートンネルすげえ。

冠山トンネルを出たところで林道がふたたび合流してきます。

 

 

あれ、以前来たときこんな合流だったかな?と思いましたが

福井側は旧道がつぶされて整地し直されてから接続したようです。

谷側に仮設の迂回路を作ってから元の道を嵩上げ拡幅、

合流部分は上り坂を作って繋いだのでしょう。

 

 

足羽川の川筋を下ると池田の街、さらにそのまま下ると

足羽川は立派な流れとなって福井市街を目指します。

福井市周辺の広大な平野を潤す足羽川用水の取水堰のたもとにある

道の駅「一乗谷あさくら水の駅」が今回のゴールです。

折り返し時間ぎりぎりの14時過ぎ到着でしたが

なんとか来れました。疲れた!

 

 

おみやげにステッカーを購入します。

このイラストを描いている人がジェベル界で話題になっていまして

グッズ購入で応援します。

 

 

夕方から天候が下り坂の予報なのと

気温13℃くらいで冬服+合羽でも長距離はきついので

陽があるうちにダッシュで帰ります。

最速ルートの栃の木トンネル経由、今庄の駅で小休止です。

 

おりしも長い貨物列車がゆっくり通過していきました。

そういえばまもなくここもJRから分離されるはずですが

走っている列車たちはどうなるんでしょうね。