久しぶりにハードな乗り鉄。 | 酋長のひとりごと

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ようやく歴代のブログを1本にまとめました。最初からお楽しみ下さい。

2021年4月より、「夏男のひとりごと」に名前が変わりました。が、「それではつまらん」と外部からのご指摘を先程受けまして、戻します。てへっ☆

奥様が自宅で骨折してしまい療養(あっ、まあ大丈夫です)

その関係で青春18きっぷを頂いてしまいました。

久しぶりの乗り鉄復帰となりましたがさてどこへ行こう。

そう言われると以前、ひとつやり残していたことがありまして、

目指すは、はるか、西。

 

 

駅まで歩いて1番列車です。

ほとんど始発駅と思いきや座席は半分くらい埋まっていました。

制服を着た若い女性が、これから行くであろう

テーマパークの話で盛り上がっていました。ん?それ、実は私服?

 

スマホの検索では尼崎で下車、後続の新快速に乗り換えると

ギリギリ乗り継ぎの列車に間に合うとなっていましたが

おおう、今日、休日ダイヤ…。新快速が運休です。

ゴールが1時間遅くなりました。まあいいか。

 

しかし、紙の時刻表が、ほしい。スマホだめ!

 

 

網干、相生とこまめに降ろされましたがここでラッキーがおきました。

相生発岡山行きが、懐かしい昭和の列車です。

しかも新車時のまま、リニューアル工事なしです。

久しぶりだなお前。せっかくなのでモーター付きの車両に乗ります。

窓はガタガタうるさく、モーターの音も高らかに回り

ほとんど車内放送も聞き取れません。

スマホでこの先の時刻を調べようにも、動揺が凄くて入力困難です。

 

だがそれがいい!115系電車!

 

 

岡山で40分ほど待ち合わせ、駅そばがあったので

これもずいぶん久しぶりな気がしますが頂きます。

かき揚げそば520円、美味い。

何ならもっとペナペナな味でも良かったのですが

ここのそばは本当に美味いです(笑)。

 

そうか、ここで四国方面へ向かう大きなターミナルでしたね。

周りのお客さんもサラリーマン、旅行者、普通の人、

色々な雰囲気がごちゃ混ぜになったように見えます。

 

 

 

先ほど乗ってきた列車と、驚いたことに隣には

同じく昭和世代の塗装を身にまとった特急列車が並びました。

懐かしい日本国有鉄道「JNR」のマークが輝いています。

 

駅そば、行きかう様々な人達、そしてこの列車達と

私が大学生だった頃の上野駅や松本駅の雰囲気そのままです。

本当にタイムスリップしちゃったみたい!

もっとも後から調べたら、両方とも復刻特別塗装のものだそうで

これが揃うのも珍しいことだそうです。

 

ああびっくりした。脳がバグるほどの風景だったよ。

 

 

三原で新しい列車に戻り、ああ、やっぱり令和の日本でした(笑)。

八本松の峠を越えると、ゴールはもうすぐです。

ダイジェストでお送りしましたが、三原の時点で

最初に列車に乗ってから8時間が経過しています。

 

 

14時13分、ゴールの広島駅に着きました!遠かった…。

水の都広島はちょうど桜の花盛り、美しいです。

せっかくなので平和記念公園まで、街歩きといきましょう。

日曜日とあって同じような街歩きや観光の人でにぎわっていました。

 

 

併せてどうしてもそこに立ってみたかった、原爆の爆心地です。

普通の市街地に建つ病院なんですけれど

かつてこの真上で恐ろしいことが起こったと想像すると

美しい風景だけによけいにゾッとします。

 

 

その路地を1ブロック出ると有名な原爆ドームです。

あるいは前からそうであったのかも知れませんが

広島市内、特に外国人観光客が非常に多い!

中国地方の経済、物流の拠点という側面以上に

観光都市として舵を切ったように思えます。

 

 

今回の旅の目的はこれです。人が焼き付いた階段。

20年くらい前に来たとき、展示順路が二又になってると知らず

見逃してしまっていたんです…。

2500℃の熱線で蒸発してしまったと思われるどなたかの影。

凄い温度だ。もはや溶接ですよ。

 

警防団(今の消防団)長がご遺体の回収に使ったという鳶口もあり

前回はもちろんその視点では来ていなかったのですけれど、

溶接並みの熱線で焼かれ、火災のなか人命救助にあたるなんて

超人ですね。私にはたぶんできないと思います。

いや、その場になったら、やるのかな。分からないな…。

 

 

広島滞在は移動も含めて3時間しかないので、帰りは市電に乗って

お土産を買う時間もないほどギリギリでした。

17時20分広島駅発、まだ西日がありますが、これが最終列車です。

 

長く列車に乗っていると、乗客の人間模様もちょっと面白いです。

帰りの広島駅から岩国方面から乗り継ぎのおじさん、

駅名標を撮影していたのでこれは長距離だな、と思いましたが

あっさり尾道で降りて行きました。あれー。

 

高松からうどん店の紙袋を持ったおじさんが乗ってきました。

この人は逆にそのうち降りるだろうと思っていましたが

姫路からの新快速も一緒でした。どこまで行くのだろう。

日付が変わる頃守山で降りて行きました。ワイの勝ちや。